29: ◆30lx83ehPU[saga]
2017/07/25(火) 00:26:16.83 ID:Y4RZ/g0zO
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「…と、言うわけでドアが吹き飛んで部屋の中身が消し飛んだだけだから安心しろ」
30: ◆30lx83ehPU[saga]
2017/07/25(火) 00:35:56.63 ID:Y4RZ/g0zO
「減給…だけか?しかもたったの2ヶ月!?」
「ああ、それだけだ。それと、以前の部屋の詳しい検査と内装の修繕が終わるまでは中庭のプレハブをお前の好きに使っていいらしい、作業はそこでやってくれ」
「…あ、ああ…」
晶葉は拍子抜けしたような、複雑な表情で伝えられた罰を受け入れた。
31: ◆30lx83ehPU[saga]
2017/07/25(火) 00:46:48.98 ID:Y4RZ/g0zO
「…晶葉、ちょっと外出ててくれ」
「…む…あ、ああ…」
プロデューサーにそう言われ、晶葉は素直に事務所から出て行った。
座っている泉にココアを渡し、プロデューサー自身もテーブルを挟んで対面のソファに腰掛ける。
32: ◆30lx83ehPU[saga]
2017/07/25(火) 00:55:08.60 ID:Y4RZ/g0zO
「それは?」
「…それ、は……」
確かに泉は天才が嫌いだ。今回の事件は泉がスイッチを押したとはいえ、そんなものを用意した晶葉が悪いという会社側の考え側も筋は通っている。
では何故自分は晶葉を庇ったのか。泉は考える。
33: ◆30lx83ehPU[saga]
2017/07/25(火) 01:13:44.98 ID:Y4RZ/g0zO
嫌い、だから?
だったらどうすればいいのだろう、妥協して表面上は仲良く取り繕うか、互いに分かり合うまで徹底的にぶつかり合うか。
答えが得られず、泉は頭を抱えた。
34: ◆30lx83ehPU[saga]
2017/07/25(火) 01:24:14.85 ID:Y4RZ/g0zO
ビルの廊下を歩きながら、大石泉は考える。
さっきの問答の真意を。
天才、才能、晶葉、好意。
35: ◆30lx83ehPU[saga]
2017/07/25(火) 01:25:16.21 ID:Y4RZ/g0zO
今回はここまで、また次回よろしくお願いします
36:名無しNIPPER[sage]
2017/07/25(火) 01:29:07.49 ID:5UknO9q1o
期待してます
37:名無しNIPPER[sage]
2017/07/26(水) 02:42:50.95 ID:MUFm/r9I0
志希にゃんがそれ以上にぶっ飛んでるからあんま目立たないけど、池袋博士も大概トラブルメーカーだよね
38: ◆30lx83ehPU[saga]
2017/07/27(木) 00:24:42.99 ID:M907inimO
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「いや〜ありがとね〜、わざわざ運ぶの手伝ってもらって」
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