32: ◆30lx83ehPU[saga]
2017/07/25(火) 00:55:08.60 ID:Y4RZ/g0zO
「それは?」
「…それ、は……」
確かに泉は天才が嫌いだ。今回の事件は泉がスイッチを押したとはいえ、そんなものを用意した晶葉が悪いという会社側の考え側も筋は通っている。
では何故自分は晶葉を庇ったのか。泉は考える。
同じ事務所の仲間だから?同じユニットだから?晶葉を怒鳴ったことを負い目に思っているのか?
ありきたりな理由はいくつか思いついたが、どれもしっくりとはこなかった。
「……………」
「泉」
黙り込む泉に、プロデューサーは先ほどより幾分か優しく声を掛ける。
「晶葉と上手くいってないと思ってるみたいだが、それは何でだと思う?」
「……それは、私が晶葉のことを…」
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