【モバマス】サンタさんと他愛ない日々を
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37:名無しNIPPER[saga]
2017/07/22(土) 21:35:45.25 ID:NlBQtPKPo
「そもそも、ですよ。あなたの女の子像ってどんなのなんです?」
「……えっ、そりゃあ、あれだよ」

改めて女の子像と言われると中々難しいものがある。
そもそもの話、最も身近な異性で脳裏をよぎるのがサンタクロースである時点で我が人生は致命的に色気が足りないのでは。
以下略 AAS



38:名無しNIPPER[saga]
2017/07/22(土) 21:44:41.91 ID:NlBQtPKPo
掌に柔らかな感触と、熱を感じる。
気づけば俺の掌はイヴの両の掌に包まれていた。

金の瞳から慈愛に満ちた眼差しが俺に真っ直ぐに注がれている。
イヴのその口元は薄っすらと笑みの形を浮かべている。
以下略 AAS



39:名無しNIPPER[saga]
2017/07/22(土) 23:22:50.22 ID:NlBQtPKPo
だからこそ、こんな茶化しに茶化された馬鹿みたいな状況でそれに気づいたのは奇跡に近かったのかもしれない。
金色の瞳が強い決意の光を帯びて輝いていることに。

「だから、目の前の女の子とかっ、見ておくと損しないかなぁって、ずっと。それと……させるつもりもないかなぁ。ぜったい、絶対……ですよ」

以下略 AAS



40:名無しNIPPER[saga]
2017/07/22(土) 23:27:48.51 ID:NlBQtPKPo
イヴはもはや、半泣きだった。

猛烈に嫌な予感がした。
俺はイヴに喰いちぎられてボタンの失われたパジャマの袖へと視線をやる。

以下略 AAS



41:名無しNIPPER[saga]
2017/07/22(土) 23:28:42.86 ID:NlBQtPKPo
「今はその話だめ。マジメな話だめぇ……ですよぉ。わたし、すごく格好わるいからだめですぅ!?」

どんどん、と廊下を駆け抜ける足音がする。
そもそも格好いいところがヤツにあったのかについては審議の必要があったが、今はそれはどうでもいい。

以下略 AAS



42:名無しNIPPER[saga]
2017/07/22(土) 23:31:33.54 ID:NlBQtPKPo
外に逃げ出す訳でもないようだから、逃げる場所など元々ない。
イヴは物置に使っている一室に飛び込み、そのまま扉を閉めるなり鍵をかけた。
俺は、鍵の掛けられた扉の前で荒い息を吐く。

自然と、木製の扉越しに言葉を交わすことになる。
以下略 AAS



43: ◆yIMyWm13ls[saga]
2017/07/22(土) 23:33:30.30 ID:NlBQtPKPo
これにて完結。
生まれ変わって純真な子供になったらプレゼントは幼馴染ポジの美少女サンタクロースとかを頼みたい。
ここまでお付き合い頂き感謝感謝です。


44:名無しNIPPER[sage]
2017/07/22(土) 23:34:39.18 ID:aeoeKyIso
おい、ボタンはどうした!?

というより、告白シーンが抜けてるぞ


45:名無しNIPPER[sage]
2017/07/22(土) 23:40:16.50 ID:NlBQtPKPo
>>44
サンタさんはトイレ行かないからサンタさんの胃酸(サンタ酸)で溶けました
告白シーン……知らない子ですね……


46:名無しNIPPER[sage]
2017/07/22(土) 23:43:31.81 ID:S4kaDZP90
乙、告白はまたいつか読めると信じてる

このSS中にひじりん来たよ(分かるな)


47:名無しNIPPER[sage]
2017/07/23(日) 00:29:47.50 ID:q5HWDvHJo
おつおつ、今回もすこぶる楽しませてもらった。次も期待して待ってるよ

アイドル側目線がメインの奴とかやってくれても良いんよ?


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