【ミリマス】白石紬「あなたはエッチなのですか?」
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21: ◆Xz5sQ/W/66[sage saga]
2017/07/11(火) 07:56:01.97 ID:c9zvFtoJ0
「……白石紬? プロデューサーが尋ねております」
すぅっと鼻に抜けるミントの香りを楽しみながら、貴音がさりげなく言葉を添えた。
22: ◆Xz5sQ/W/66[sage saga]
2017/07/11(火) 07:56:41.36 ID:c9zvFtoJ0
だからこそ、彼女は今の状況に戸惑っている。
無論顔には出さないが、実のところ内心ドキドキし過ぎて落ち着かない。
23:名無しNIPPER[sage]
2017/07/11(火) 09:54:10.88 ID:0nG7QiuEO
既に惚れてる設定で書かれるssほど退屈なものはないな
24: ◆NdBxVzEDf6[sage]
2017/07/11(火) 17:03:24.47 ID:j95i5BQl0
昔話か、きになるな
一旦乙です
>>19
四条貴音(18) Vo/Fa
25:名無しNIPPER[sage]
2017/07/11(火) 23:21:20.85 ID:LXQa9libo
期待してるぞー
26: ◆Xz5sQ/W/66[sage saga]
2017/07/12(水) 18:17:04.05 ID:Z1FU2/eB0
===
それは忘れられない大失敗。
誰もが秘める憧れと、ほんの僅かな好奇心が引き起こしてしまった一大事。
27: ◆Xz5sQ/W/66[sage saga]
2017/07/12(水) 18:19:54.38 ID:Z1FU2/eB0
そんな紬がある日のことだ。
大事な商売道具でもある店の着物に手をつけた。
無論、着物は生き物では無いのだから、手に手を取って愛の逃避行……などと事は進まない。
28: ◆Xz5sQ/W/66[sage saga]
2017/07/12(水) 18:23:19.94 ID:Z1FU2/eB0
親に内緒で持ち出した一枚。それを纏って歌い踊る。
多大なリスクを払って得た、たった十数分の非日常が、
紬の心を弾みに弾ませたはもはや説明するだけ野暮だろう。
29: ◆Xz5sQ/W/66[sage saga]
2017/07/12(水) 18:28:10.88 ID:Z1FU2/eB0
……けれども、両親は紬を叱らなかった。
むしろ彼女の着物の着方を褒め、特別ライブの出来を褒め、
褒めて褒めて褒め倒した後でたった一言こう訊いた。
30: ◆Xz5sQ/W/66[sage saga]
2017/07/12(水) 18:34:59.86 ID:Z1FU2/eB0
話を終えた父親が、紬の肩に手をかけ言った。
「これからお前は、ウチの看板娘だぞ」
31: ◆Xz5sQ/W/66[sage saga]
2017/07/12(水) 18:38:17.15 ID:Z1FU2/eB0
===
「――あなたは、私を責めないのですか?」
路上の一件それ以降、初めて紬が言葉を発した。
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