八幡「異本・たとえばこんなバースデーソング」
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21: ◆A95oCT.s2k[sage saga]
2017/06/18(日) 18:33:40.73 ID:/+LAMdvF0
「会場装飾だけど、できれば男の子が欲しいなぁ。力仕事になりそうだし」

「じゃあ、戸部、大和、大岡と、戸塚に材木座くん、頼めるかな」

「隼人くんマジチョイス冴えてるわー、おっけぇー」

「ああ、楽しくやれそうだなー」

「よろしく!」

「ファッ!? わ、わわ……我か?」

「ザイモクザキくん、よっろしくぅ〜♪」

「宜しく、ザイモクザキくん!」

「お……おおおおう! ま、ままままかせろぃ!」

 絡んでくる戸部達に材木座は動揺しまくっている、すごく気持ち悪い。

 まぁ、正直適材……とは言わないが、プレゼント購入や調理班に比べたらまだマシな方だろう、海老名さんの指示で力仕事に勤しんでいればいいだけなのだから。

 ……まぁあいつらも基本的に馬鹿でノリが良くてうるさいだけで無害だし……あれ、それって害しかないんじゃねえの。


「……八幡、八幡」

「おわっ……材木座、急に出てくるなよ……」

 いきなりの声に振り向くと材木座が怯えたチワワみたいな目で俺に囁きかける、目をうるうるさせたこいつマジで気持ち悪い……殴りたい、この顔。


「八幡……あいつらなんなの? 我にやたらとフレンドリーなんだけど、我の事好きなの? なんなの?」

「まぁ……好かれてるんじゃないか……? 珍獣的な意味で」

 もう、いっそのことあいつらに影響されて脱ヲタしちまえよ、その方がみんな平和になるし。


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