八幡「異本・たとえばこんなバースデーソング」
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14: ◆A95oCT.s2k[sage saga]
2017/06/18(日) 18:20:14.31 ID:/+LAMdvF0
   ×   ×   ×

「とりあえず、戸塚に電話してみるか」

「あーそれは小町がやるよ、お兄ちゃんは中二さんお願い」

「お前な……」

「いいじゃん、だって中二さんと連絡取れるのお兄ちゃんだけなんだし」

「まさに適材適所ってところね、比企谷くん、諦めなさい」

「ちぇ……わーったよ」

 俺はしぶしぶ材木座に電話をかける。コール音がして間もなく、材木座の声が聞こえてきた。


『我だ』

「ノンタイムかよ、早すぎだろ」

『ふふふふ、いつ何時どこの出版社から連絡が来るか分からんからな』

 そんな事ねえよ、あり得てたまるか。


「あーあー、用件だけ言うぞ、実は今度由比ヶ浜の誕生日会を開くんだがどうだと思ったがお前今原稿忙しいだろ、締切近いって言ってたしなほら邪魔するのも悪いから俺の方から断っておくぞいやいや気にすんなじゃあな」

『は、八幡? 八幡??』

 ――ピッ

 材木座が言い終わらぬ内に一方的に電話を切る。


「残念だが材木座は来れないそうだ」

「お兄ちゃん性格悪い……」

「何を言う、一応誘っただろ」

 小町の突っ込みに爽やかな返しをしていると、ドタドタという音と共に聞きたくもない絶叫が響いて来た。


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