50: ◆DRWAQA1PyQ[sage saga]
2017/08/04(金) 18:45:28.39 ID:6Gh23rY10
秋雲「あっ――」
風雲「これで、いい? 大丈夫? 痛くなかった?」
秋雲「はははっ、やっばいなー。ジンジンしてくる。すっごくキくなー。ふふっ」
51: ◆DRWAQA1PyQ[sage saga]
2017/08/04(金) 18:48:18.01 ID:6Gh23rY10
秋雲「……姉ちゃんが冗談で『姉ちゃんと風雲で、片方としか居られないなら、どっちを選ぶ?』って聞いてきて。
……風雲? 顔が青くなってるけど」
風雲「続けて、お願い」
52: ◆DRWAQA1PyQ[sage saga]
2017/08/04(金) 18:51:25.85 ID:6Gh23rY10
風雲「ごめん、何が何だか分からなくなっちゃって。嬉しいはずなんだけど、頭ゴチャゴチャで。あー、でも」
秋雲「でも?」
風雲「わたしも、秋雲と一緒に居たい。離れるとか嫌よ」
53: ◆DRWAQA1PyQ[sage saga]
2017/08/04(金) 18:54:07.77 ID:6Gh23rY10
秋雲「じゃあ、邪魔するね」
風雲「邪魔されちゃいます。なんてね。ふふっ」
秋雲「んー、いつもの風雲ちゃんはどこ行ったんだよー」
54: ◆DRWAQA1PyQ[sage saga]
2017/08/04(金) 18:57:27.63 ID:6Gh23rY10
秋雲「わりと寝たはずなんだけど、風雲ちゃんはどうしておねむなんですかー?」
風雲「あれから何度も目が覚めちゃって、よく眠れなかったのよ。
というか秋雲こそ何で気づかないのよ。起き上がってたのよ!」
55: ◆DRWAQA1PyQ[sage saga]
2017/08/04(金) 18:58:43.15 ID:6Gh23rY10
陽炎「うんうん。しっかりしてるし、それに可愛いわね。秋雲ったら、いい娘捕まえたじゃない」
秋雲「何言ってるの、姉ちゃん! 別に風雲とはそんな仲じゃ」
陽炎「照れちゃって。可愛いわねー。あ、風雲ちゃん無視しちゃってゴメンね」
56: ◆DRWAQA1PyQ[sage saga]
2017/08/04(金) 18:59:14.24 ID:6Gh23rY10
陽炎「……ふんふん、へー」
風雲「……」
(陽炎が風雲の両手を持つ)
57: ◆DRWAQA1PyQ[sage saga]
2017/08/04(金) 18:59:48.08 ID:6Gh23rY10
秋雲「大丈夫? 変なところ触られてない?」
風雲「う、うん。何もなかったから」
秋雲「そういえば姉ちゃんなんか言ってたみたいだけど、何言ってたの?」
58: ◆DRWAQA1PyQ[sage saga]
2017/08/04(金) 19:00:51.70 ID:6Gh23rY10
陽炎『今だけは貸してあげる』
言葉が反響し、心を騒がせる。
わたしだけに聞こえるように言った宣戦布告。
59: ◆DRWAQA1PyQ[sage saga]
2017/08/04(金) 19:28:28.85 ID:6Gh23rY10
まずはここまで読んで頂けた方に感謝を。
乙、はよ、良いぞ等のレスは書いていく中で励みになりました。
いくら言葉を挙げても、頭を下げても、この感謝は伝えきれません。
最後にですが、本作『秋雲「もう一度だけ子供に戻らせて」』を読んで頂き、楽しんで貰えたならば何よりです。
60: ◆DRWAQA1PyQ[sage saga]
2017/08/04(金) 22:04:20.62 ID:6Gh23rY10
こういうのって後書きというのかわからないです。
ほとんど人に読ませる文ではないので面倒なら最後の所だけで大丈夫です。
終わってみるとあっけなさに悲しくなりそうですが、なぜか不思議な充実感。
すごい!無敵になったような自尊心がジワジワ沸いてきます。すげー!
65Res/51.06 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20