【モバマスSS】うつしみアリス
1- 20
13: ◆i/Ay6sgovU[saga]
2017/06/14(水) 22:40:39.86 ID:6jKTh3xi0

フレデリカさんが言った"この娘"が誰を指しているのかなんて、考えるまでもありません。
"見たくない"という恐怖心は、少しの怖いもの見たさという好奇心と、"確かめなければ"という表現しがたい義務感によって敗れ去りました。
返事をしながら人形の、その目に視線を移すと、その色は。

以下略 AAS



14: ◆i/Ay6sgovU[saga]
2017/06/14(水) 22:41:17.93 ID:6jKTh3xi0

〜〜〜〜〜

「フンフンフフーン♪」

以下略 AAS



15: ◆i/Ay6sgovU[saga]
2017/06/14(水) 22:41:46.85 ID:6jKTh3xi0

「あれー? あのスタジオ、どっちだっけ?」

「そこを左です。……フレデリカさん、私よりも行ってる回数多いですよね?」

以下略 AAS



16: ◆i/Ay6sgovU[saga]
2017/06/14(水) 22:42:28.49 ID:6jKTh3xi0

煙草だ。


ふと浮かんだのは、「煙草を持つ手は、子供の顔の高さだ」なんてどこかのポスターの言葉。
以下略 AAS



17: ◆i/Ay6sgovU[saga]
2017/06/14(水) 22:43:08.09 ID:6jKTh3xi0

「ってうわ! 高い! ナニコレ!?」

そんな私を正気に戻してくれた声は、いつもの調子で、言葉を放り投げています。

以下略 AAS



18: ◆i/Ay6sgovU[saga]
2017/06/14(水) 22:44:03.76 ID:6jKTh3xi0

パッと手が離れた時には、フレデリカさんはもう、前を向いていました。

その後の撮影のことなんて覚えていません。
指示なんて全然聞こえませんでした。足どりも表情も、きっと困らせるくらいに重くて。
以下略 AAS



19: ◆i/Ay6sgovU[saga]
2017/06/14(水) 22:44:32.75 ID:6jKTh3xi0

〜〜〜〜〜

事務所へ向かう足がどんどん鈍いものになっているという自覚はあります。
思わず立ち止まってしまうことがあります。
以下略 AAS



20: ◆i/Ay6sgovU[saga]
2017/06/14(水) 22:45:15.66 ID:6jKTh3xi0

取れた耳。

赤く染まった目。

以下略 AAS



21: ◆i/Ay6sgovU[saga]
2017/06/14(水) 22:45:45.84 ID:6jKTh3xi0

「さてさて〜! こっちから順に、親指〜、人差し指〜、中指〜、薬指〜、小指!」

「1つ1つは無臭なんだけど、全部に塗ったらそれはそれはハッピーで、思わずトリップしちゃう香りに!」

以下略 AAS



22: ◆i/Ay6sgovU[saga]
2017/06/14(水) 22:46:32.69 ID:6jKTh3xi0

「次は橘さん、どうぞ」

「……」

以下略 AAS



47Res/23.35 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice