27: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2017/06/12(月) 23:47:37.40 ID:NUfsjtd3o
程なくして、船舶が目的地に着いたようだ。
28: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2017/06/12(月) 23:48:05.38 ID:NUfsjtd3o
ダイヤ「……一応ね。網元の娘ですし、持っていて損するものでもないですから」
果南「今役立ったじゃん」
29: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2017/06/12(月) 23:48:48.68 ID:NUfsjtd3o
鞠莉「何?」
ダイヤ「……その先にある世界が果南さんの世界です。……しっかり、目に耳に……そして、心に……焼き付けてくるのですよ。」
30: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2017/06/12(月) 23:57:21.61 ID:NUfsjtd3o
久しぶりに潜る海はとても静かだった。
先に潜った果南が手でこっちだよと手招きしていた。
31: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2017/06/12(月) 23:57:48.45 ID:NUfsjtd3o
果南『いつか、一緒に見に行こうね!』
──子供の頃、果南の家で一緒に読んだ本に載っていた内浦の珊瑚礁。
32: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2017/06/12(月) 23:58:20.15 ID:NUfsjtd3o
──トントン
鞠莉「……?」
33: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2017/06/12(月) 23:58:45.94 ID:NUfsjtd3o
鞠莉「……?」
一呼吸、二呼吸置いて──
34: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2017/06/12(月) 23:59:12.27 ID:NUfsjtd3o
鞠莉「ぷはっ!!げほっげほっ!!しょっぱ……!!」
果南「び、びっくりした……海の中で口開けちゃだめでしょ」
35: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2017/06/12(月) 23:59:59.51 ID:NUfsjtd3o
果南「ふふ……誕生日おめでとう鞠莉。気に入ってくれた?」
鞠莉「……うん///」
36: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2017/06/13(火) 00:00:27.07 ID:SlcIxqdbo
果南「いや、えーと……天然が高いからとかそういう理由で選んだわけじゃなくて……あー、ダイヤに言うなって言われてたのに……えっと……ごめん、鞠莉なら養殖なのは見ればわかっちゃうのかもしれないけど……えっと」
鞠莉「ううん……これでいいわ」
50Res/25.65 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20