恵美「あの人と、結婚した。」
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67: ◆T4kibqjt.s[saga]
2017/06/28(水) 12:12:48.48 ID:MnDf8Ffv0
恥ずかしくて二人の目から逃げながら、アタシが続ける。

「会いたいなって思った時はPが会いに来てくれたし、手を繋ぎたいなって思った時はPが握ってくれたし、キスしたいなって時は大体Pがキスしようって言って来てたからさ。それでアタシが満足しちゃって、甘えに行く必要がなかったんだと思う」

あれ?考えてみるとこれ、以心伝心的なやつ?
以下略 AAS



68: ◆T4kibqjt.s[saga]
2017/06/28(水) 12:16:49.34 ID:MnDf8Ffv0
「んじゃ、またねー」

「うん。サプライズその他の準備の進捗、lineで教えてね」

「ワタシにもネ、メグミ!」
以下略 AAS



69: ◆T4kibqjt.s[saga]
2017/06/28(水) 12:17:56.23 ID:MnDf8Ffv0
「…ねぇ恵美?もしかしたら、だけど」

「んっ?」

琴葉が口の端に垂直に左手を当てて、右手でちょいちょいと手招き。いわゆる耳打ちの合図でアタシを呼んだ。
以下略 AAS



70: ◆T4kibqjt.s[saga]
2017/06/28(水) 12:19:03.35 ID:MnDf8Ffv0
次の日もその次の日も、アタシとPは時間が許す限り電話で話をした。

アタシの全てをPに知って欲しい。Pの全てを知りたい。そんな思いでPと話をしながら日を重ねていくうちに、いつの間にかアタシ達はお互いがお互いを一番大切に想ってるっていう確信と自信を持てたみたいだった。琴葉が背中を押してくれなかったらどうなってたか。

当然Pと話してる時が一番楽しかったけど、それ以外の時間もアタシなりに楽しむことができた。これでPは喜んでくれるかな、褒めてくれるかな。Pが帰ってくるのが楽しみだな。そんな考え方と行動一つで、同じ状況なのにこんなにも感じ方が違う。やっぱりエレナには一生敵う気がしないよ。
以下略 AAS



71: ◆T4kibqjt.s[saga]
2017/06/28(水) 12:20:19.55 ID:MnDf8Ffv0
一旦ここまで、続きは夜に。
何日も掛かってしまってすみません、今日完結します


72: ◆T4kibqjt.s[saga]
2017/06/28(水) 21:55:32.72 ID:MnDf8Ffv0
外は暦通りの雨模様だけど、アタシの心はそんなのお構いなし、あの二人のお陰で見事に晴れ渡ってる。


「んーと、ここは母指球を使って…ぐりぐりー、っと…」

以下略 AAS



73: ◆T4kibqjt.s[saga]
2017/06/28(水) 21:57:12.46 ID:MnDf8Ffv0
「あっ!いっけない…!」

ふと時計を見ると、そろそろ駅にPを迎えに行く時間。


以下略 AAS



74: ◆T4kibqjt.s[saga]
2017/06/28(水) 21:58:44.76 ID:MnDf8Ffv0
「むみゃあっ!?……うそ、Pっ!?」

アタシが変な声を出しちゃうのも仕方ない。だってなんとそこには、スーツの裾を濡らして息を切らしたPが立ってたんだもん。


以下略 AAS



75: ◆T4kibqjt.s[saga]
2017/06/28(水) 22:00:46.67 ID:MnDf8Ffv0
「んぅ…ちゅっ…ちゅぅ…ちゅぷ…んっ!?」

アタシはまだ全然し足りないのに、Pが苦しそうにキスを終わらせた。アタシが文字通りPの目の前でひと睨みすると、ばつが悪そうにPが言った。

「ふぅっ…恵美ちょっと待って、走ってきたから息が…はぁ…」
以下略 AAS



76: ◆T4kibqjt.s[saga]
2017/06/28(水) 22:01:54.12 ID:MnDf8Ffv0
Pが膨れるアタシの頭を撫でようと手を伸ばしかけたのでドキッとしたが、指先がぴくりとしたと思うと途中で引っ込めた。

もー、髪が乱れるとか考えなくていいからっ!綺麗って言ってくれたんだから、もう半分役目は果たしたようなもんなの!優しく撫でてくれるんなら全然いいのに…。少しがっかりしながら、Pに気持ちを伝える。

「…アタシは別にPを待つのは嫌いじゃないよ。それに、多少濡れてもいいから一秒でも早くPに会いたかったよ?もー、何で嘘教えるの〜…」
以下略 AAS



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