【ミリマス】まつり「夢の中で過ごす最高の一日」
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21:名無しNIPPER[saga]
2017/06/03(土) 09:43:11.70 ID:IBsWQdqG0
◆
ハッ気付くといつかのまにか布団の上だった。
しばらく眠っていたらしい。
22:名無しNIPPER[saga]
2017/06/03(土) 09:44:12.00 ID:IBsWQdqG0
P「こんなところで何してるんだ,まつり」
「プロデューサーさんこそ……ふふっさて,まつりはどちらのまつりでしょう」
彼女はいたずらっぽい笑みを浮かべて質問してくる
23:名無しNIPPER[saga]
2017/06/03(土) 09:45:21.07 ID:IBsWQdqG0
P「まつりは本当のお姫さまになりたかった。だけど現実には姫になることができず,この世界を作ったんだ。この世界はまつりにとって都合がよすぎる」
まつり「本気で言ってるの……?」
まつりが真剣の目で俺をみつめてくる。
24:名無しNIPPER[saga]
2017/06/03(土) 09:46:05.85 ID:IBsWQdqG0
◆
俺とまつりの間に沈黙が訪れる。
少しするとまつりがふとつぶやいた。
25:名無しNIPPER[saga]
2017/06/03(土) 09:47:00.71 ID:IBsWQdqG0
どうしたら元の世界に帰れるのか。
まつりが犯人ではないってことはキーパーソンはまつり姫……。
まつり姫の正体って何なんだ。
26:名無しNIPPER[saga]
2017/06/03(土) 09:47:45.37 ID:IBsWQdqG0
『うたた寝に恋しき人を見てしより 夢ちょうものは頼みそめてき』
『小野小町さんの歌なのです』
『それだけに向こうに植えてある赤い花が不自然に目立つ』
27:名無しNIPPER[saga]
2017/06/03(土) 09:48:36.20 ID:IBsWQdqG0
もしかして……
導いた事実に思わず鳥肌がたつ。
まつり「どうしたのです?プロデューサーさん」
28:名無しNIPPER[saga]
2017/06/03(土) 09:49:20.05 ID:IBsWQdqG0
俺の様子に驚いたのか,まつりもあとを着いてきてくれた。
まつり「どうしたのです,急に外に走り出して」
時間がないので説明は端的に。まつりなら分かってくれるはず!
29:名無しNIPPER[saga]
2017/06/03(土) 09:50:07.12 ID:IBsWQdqG0
百夜通い伝説とは小野小町が告白してきた男に対して百夜通ってくれたら気持ちに応えましょうと約束した話である。
その男は来るたび芍薬を持ってきて,小野小町はそれを植え続けたという。
99本までは埋まったが,百夜目は彼は現れなかった。
30:名無しNIPPER[saga]
2017/06/03(土) 09:50:42.85 ID:IBsWQdqG0
P「まつり!そっちから数えて何本だった?」
まつり「49本です!」
P「俺が数えたのは50本……合わせて99本!まつり姫の元へ行ってくる!」
31:名無しNIPPER[saga]
2017/06/03(土) 09:52:18.78 ID:IBsWQdqG0
障子の扉から光が漏れ出していた。
やはりまだ起きてないといけない理由があったんだな。
P「失礼します!」
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