567:名無しNIPPER[saga]
2017/09/23(土) 01:01:53.04 ID:+OJS5t9rO
王女「あなたの娘になった覚えはありません」
老人「お主も儂から生まれ出た一つだ。娘と呼ぶことに差し支えはあるまい」
568:名無しNIPPER[saga]
2017/09/23(土) 01:34:37.44 ID:+OJS5t9rO
老人「まあよい、今はお主の疑問に答えをくれてやろう」
老人「王女とは我が子の輪転器。王の輪転器は別にある。誰の手も届かぬ場所にな」
569:名無しNIPPER[saga]
2017/09/23(土) 20:27:44.77 ID:LELbxQRDO
王女「………」キュッ
騎士団長「罪?」
570:名無しNIPPER[saga]
2017/09/23(土) 20:30:52.06 ID:LELbxQRDO
騎士団長「だから何をーー」
老人「全ての原因はその娘にある。神の一柱として生まれながら、愚かにもニンゲンを愛した憐れな女」
571:名無しNIPPER[saga]
2017/09/23(土) 20:33:41.09 ID:LELbxQRDO
王女「………」
騎士団長「な、何故黙っているのです。こんな馬鹿げた話はーー」
572:名無しNIPPER[saga]
2017/09/23(土) 20:39:25.43 ID:LELbxQRDO
騎士団長「ッ、何が言いたい」
老人「お前という存在に対して言うことなど何もない。重要なのは知るということだ」
573:名無しNIPPER[saga]
2017/09/23(土) 20:49:52.83 ID:LELbxQRDO
騎士団長「…………」
老人「神と名付けられたそれは意志を持ち、触れ得ぬはずの存在は実体を得て世に降り立った。それが儂だ」
574:名無しNIPPER[saga]
2017/09/23(土) 20:54:24.60 ID:LELbxQRDO
老人「そうだ。狂っている」
老人「下らぬ愛などに執着した結果がこれだ。その女が世界と輪廻を歪めたのだ。己の意志でな」
575:名無しNIPPER[saga]
2017/09/23(土) 21:39:49.83 ID:LELbxQRDO
老人「……何が言いたい」
王女「あなたは強烈な自我を得た。そうなった今でも元に戻ることが出来ると思いますか?」
576:名無しNIPPER[saga]
2017/09/24(日) 00:57:07.58 ID:XdNm6z2wO
王女「果たしてそうでしょうか」
老人「……何?」
617Res/393.88 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20