571:名無しNIPPER[saga]
2017/09/23(土) 20:33:41.09 ID:LELbxQRDO
王女「………」
騎士団長「な、何故黙っているのです。こんな馬鹿げた話はーー」
老人「その沈黙こそ肯定の証。これは揺るがぬ真実である」
騎士団長「ッ、そんな突飛な話を信じられるものか。空想や妄想の類にしか聞こえん」
老人「まあよい、いずれは信じる。いや、望む望まざると信じざるを得ない時がやって来る」
老人「今は信じずとも、お主は知らねばならない。これまでと同じように、真実の語り部として」
騎士団長「……真実の、語り部?」
老人「これもまた狂わされた輪廻。三百年毎に現れる歴史の語り部、真実の求道者。それがお前だ」
老人「始まりの時から数えて四人目になる。おそらく、お主が最後の語り部となるだろう」
騎士団長「……馬鹿げている」
老人「そう言うだろうと思っていた。しかし、お前には否定は出来ない。否定しようがない」
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