1:名無しNIPPER[saga]
2017/05/21(日) 21:43:40.47 ID:tRZUKNjf0
甘くてとろける百合バス、魔王♀「食べちゃうぞー!」書いた人
ようりこですが、恐らく勢いよく胸くそなので怒らないで読んでね
曜ちゃん、怒らないで聞いてね。
梨子ちゃんが言った。
プールに清掃業者が入る日で、今日は部活が無かった。
3人でこれから帰宅する所だった。
なあに?
梨子ちゃんがそんなこと言うのが珍しくて、私は笑いながら聞き返した。
梨子ちゃんの後ろに立っていた千歌ちゃんが、遠慮がちに口を開く。
あのね、私、梨子ちゃんとお付き合いすることにしたの。
え?
私は、意味が理解できなかった。
あのね、曜ちゃん、私と千歌ちゃん付き合うことになったの。女の子同士で気持ち悪いって思うかもしれないけど、曜ちゃんにだけは知っておいて欲しくて。
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2:名無しNIPPER[saga]
2017/05/21(日) 22:00:14.53 ID:tRZUKNjf0
※鍵カッコないとこの話し読み難いのでつけます
「え、あ、あの」
3:名無しNIPPER[saga]
2017/05/21(日) 22:10:41.31 ID:tRZUKNjf0
二人の馴れ初めも私は知っていて、その後惚気話もいくつか聞かせてもらった。
その日はおめでとうヨーソローと言うことで、3人でケーキを買って千歌ちゃんの家でお祝いした。
ちょっとだけ気になったのは、二人が私に気を遣って仲間外れにしないような空気を出していたこと。
それと、私自身が、心からお祝いできなかったこと。
4:名無しNIPPER[saga]
2017/05/21(日) 22:18:15.89 ID:tRZUKNjf0
「思っても、ないよ」
私は、灯台を見つめた。
暗い夜の海辺を横ぎっていく光を眺めた。
5:名無しNIPPER[saga]
2017/05/21(日) 22:36:31.41 ID:tRZUKNjf0
「それにしても、教室でも怒らないでねって言ってたし、梨子ちゃんは普段私の事、どんな風に見えてるの〜?」
冗談っぽく言ってみたつもりだったのに、体を離した梨子ちゃんは真面目な顔をしていた。
「友だちのこと、凄く大切に思ってくれる子ね、曜ちゃんは。私の事も、千歌ちゃんのことも、いつも楽しませてくれる。もっと前に出てもいいのに、少し後ろに立って、背中を押してくれたりするの」
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