270:名無しNIPPER[sage]
2017/06/10(土) 23:21:42.72 ID:fLFVNvl/O
生きてくれ
271:名無しNIPPER[sage]
2017/06/12(月) 07:43:04.95 ID:oc6CCImPO
残念ながらご都合主義よろしく手術は成功です!あとは娘さんの気力次第です!とはならないのがこの作者
272: ◆PChhdNeYjM[saga]
2017/06/13(火) 22:35:17.11 ID:7v9q17ymO
彼女の父親が去り、病院の中庭には、俺一人だけが残された。
男(女さんの小説か……)
273: ◆PChhdNeYjM[saga]
2017/06/13(火) 22:36:15.74 ID:7v9q17ymO
俺は、2時間も3時間も座り込んで、作品に没頭していた。
主人公の女子高校生が、クラスメイトの男子高校生と恋に落ちる。
274: ◆PChhdNeYjM[saga]
2017/06/13(火) 22:37:01.04 ID:7v9q17ymO
――気付けば俺は、涙を流していた。
きっと、作者が彼女であると知らなければ、
275: ◆PChhdNeYjM[saga]
2017/06/13(火) 22:39:12.23 ID:7v9q17ymO
男(……何だ? 最後のページは……あとがき?)
276: ◆PChhdNeYjM[saga]
2017/06/13(火) 22:42:12.64 ID:7v9q17ymO
『気が付けば私は、貴方に恋をしていました』
『ええ、そうです。会って間もない、4月のうちに』
277: ◆PChhdNeYjM[saga]
2017/06/13(火) 22:42:50.00 ID:7v9q17ymO
手術、当日。
俺はこの日、仕事を休んだ。
278: ◆PChhdNeYjM[saga]
2017/06/13(火) 22:43:46.60 ID:7v9q17ymO
手術は、予定では4時間で終わるはずだった。
彼女が扉の向こうへ姿を消した時、時計の秒針は10時を回っていた。
279: ◆PChhdNeYjM[saga]
2017/06/13(火) 22:45:25.47 ID:7v9q17ymO
時計の短針が6の数字を通り過ぎ、ようやく手術室の扉が開いた。
予定の二倍もの時間がかかった手術で、何も起きなかったわけがない。
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