99: ◆mqlRkew9nI/5[saga]
2017/07/09(日) 23:47:42.94 ID:Rq+CpuVh0
*
奈緒「加蓮がバイトを始めたんだっ!」
100: ◆mqlRkew9nI/5[saga]
2017/07/09(日) 23:48:40.59 ID:Rq+CpuVh0
ありす「……奈緒さん、いったいどうしたんですか?」
支離滅裂な言葉を矢継ぎ早に並び立てている奈緒ちゃんを見て、ありすちゃんが私に小さな声で耳打ちをしてきました。
101: ◆mqlRkew9nI/5[saga]
2017/07/09(日) 23:49:34.02 ID:Rq+CpuVh0
*
ありす「……だからといって、普通わざわざ見に来ますか?」
102: ◆mqlRkew9nI/5[saga]
2017/07/09(日) 23:50:51.17 ID:Rq+CpuVh0
*
加蓮「いらっしゃいませ」
103: ◆mqlRkew9nI/5[saga]
2017/07/09(日) 23:52:20.64 ID:Rq+CpuVh0
奈緒「はっ!? しまった!?」
自らの過ちに気付くも、時すでに遅く。
104: ◆mqlRkew9nI/5[saga]
2017/07/09(日) 23:53:39.33 ID:Rq+CpuVh0
私たちは立ち食い席ではなく、きちんとしたテーブル席に案内されました。
席に座ると、加蓮ちゃんが呆れたような表情で奈緒ちゃんに問いかけます。
105: ◆mqlRkew9nI/5[saga]
2017/07/09(日) 23:54:19.38 ID:Rq+CpuVh0
未央「それにしてもここ、随分お洒落なお店だよね」
ありす「中々の素敵空間です」
106: ◆mqlRkew9nI/5[saga]
2017/07/09(日) 23:55:12.68 ID:Rq+CpuVh0
何か注文をしようとお店のメニューを見てみると、よく分からない単語ばかりが並んでいました。
エスプレッソやキリマンジャロなどの、見覚えのある単語が見つかりません。
107: ◆mqlRkew9nI/5[saga]
2017/07/09(日) 23:55:53.68 ID:Rq+CpuVh0
どうやら私たち全員、ハーブティーには詳しくなかったようです。
凛「加蓮に注文任せていい?」
108: ◆mqlRkew9nI/5[saga]
2017/07/09(日) 23:56:31.72 ID:Rq+CpuVh0
声をかけてきた彼女は、櫻井桃華ちゃん。ありすちゃんのクラスメイトだそうです。
ありす「それにしても、こんな所で会うとは奇遇ですね」
109: ◆mqlRkew9nI/5[saga]
2017/07/09(日) 23:57:09.72 ID:Rq+CpuVh0
桃華ちゃんの話によると、実際の仕事はほぼ全て副店長さんがやっているらしいです。
ラヴィアンローズは桃華ちゃんのパパが経営しているお店の一つで、溺愛している愛娘の桃華ちゃんを可愛さのあまり店長に据えたそうな。……親ばか、ここに極まれりですね。
127Res/89.20 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20