103: ◆mqlRkew9nI/5[saga]
2017/07/09(日) 23:52:20.64 ID:Rq+CpuVh0
奈緒「はっ!? しまった!?」
自らの過ちに気付くも、時すでに遅く。
加蓮ちゃんの営業スマイルが次元の彼方へと消え去り、氷河期を想起させるほどの冷たい瞳に変わりました。
加蓮「……奈緒、何しに来たの?」
奈緒「べ、別に〜? テキトーにぶらついてたら疲れたから、ちょっと喫茶店入ろうかと思って……えっ、もしかしてここ、加蓮のバイト先だったのか!? し、知らなかったぁー!」
大根役者の素養を存分に見せつける奈緒ちゃん。この演技を見た観客はきっとあくびを隠せないことでしょう。
しかし加蓮ちゃんからはあくびではなく、深いため息が。
加蓮「はぁ……それにみんなまで来てるし」
加蓮ちゃんの視線を受けておとなしく変装を解くと、私たちはここに来た理由を白状しました。
凛「あの状態の奈緒はほっとけなくて」
卯月「加蓮ちゃんがどんなお店で働いてるのか、見てみたかったから」
未央「なんか面白そうだったから来てみたよ」
ありす「巻き添えです」
気のせいか、後半になるほど理由が酷くなっていった気がします。
加蓮「うん、事情は大体分かった。もうとりあえず席に案内するから、ついてきて」
奈緒「立ち食い席じゃないよな?」
加蓮「奈緒だけホントにそうしてもいいけど?」
奈緒「普通の席でお願いします」
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