102: ◆mqlRkew9nI/5[saga]
2017/07/09(日) 23:50:51.17 ID:Rq+CpuVh0
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加蓮「いらっしゃいませ」
いきなり加蓮ちゃん出てきた!
なんだか新鮮です、ウェイトレス姿の加蓮ちゃん。
加蓮「……ん?」
しかし加蓮ちゃんはすぐに営業スマイルを崩し、訝しむような目へと。
加蓮「…………」
まずいです。加蓮ちゃん、じーっと私たちのことを見てます。
これはもうバレたんじゃ……と思いきや、加蓮ちゃんが笑顔に戻りました。
加蓮「お客様、5名様でお間違いないですか?」
奈緒「アッハイ(裏声)」
加蓮「では、席へとご案内いたします」
良かった、バレてなかった。
他のお客さんと同じように案内してもらえるみたいです。
加蓮「テラスの立ち食い席でよろしいですか?」
そう言って、加蓮ちゃんが店の外を指差しました。
『(立ち食い……席……?)』
私たちの頭に疑問符が浮かびます。
それもそのはず。私にはそんな席があるようには見えず、ただの道端にしか見えません。おそらく他のみんなもそうでしょう。
そもそも立ち食いなのに、席とはいかに。
加蓮「お飲み物は道路の自動販売機でお買い求めください♪」
奈緒「遠回しに入店拒否するな!」
奈緒ちゃんがその天性のツッコミ体質に逆らえず、素でツッコミを入れてしまいました。
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