ハルヒ「古泉くんの子どもだったらあんな放蕩息子に育ってないわよ」
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8:名無しNIPPER[saga]
2017/05/14(日) 15:19:14.62 ID:laxrmAmeo
こういう時、何か打ち込むものがないと自分の説明とはしづらいものである。
前の席の子がよろしくお願いしますと話し終え、拍手で一区切りつく。
わたしは席を立った。仕方ない。

サキ「東中学から来ました小坂幸です。よろしくお願いします。
   光陽園駅近くにお立ち寄りの際には、
 ぜひ薬や生活用品はうちのお店で買って下さい」

まあこうとでも話すほかないか。生暖かい反応に包まれながら席に着く。
とりあえずお茶をにごせたかな。
次は七重だ。目で促すと、笑顔でゆるりと立ち上がったのでわたしは前に向き直った。

七重「同じく東中学出身の涼宮七重です」

ここまでは良かった。が、

七重「春休みにインターネットで色んなページを見ていたら、
   家のパソコンが壊れて両親に物凄く怒られました。みんなも気をつけてください」

………………。
は、初めて聞くね。それは。
わたしは頬と耳が熱くなるのを感じた。
七重がツッコミを待たず席に着いて、椅子を戻す音が後ろから聞こえる。

きっと立った時のようににこにこしたままに違いない。

数人の男子が抑えきれず笑い声を漏らしている。
ちゃ、違う〜〜!! 七重はそんな子やないんやーーっ!
とわななくわたしの表情など、七重は想像だにしていないに違いない。

その後の学校生活の様子で、そんな子ではないと皆も分かってきたにせよ、
こういう子なことはしっかり印象づけてしまった七重である。


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