ハルヒ「古泉くんの子どもだったらあんな放蕩息子に育ってないわよ」
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31:名無しNIPPER[saga]
2017/05/16(火) 20:48:33.70 ID:02mMz6wWo
だがわたしは、七重に登校時にはどうしても話すことができず、
休み時間にも級友の「お肉は燃やして食べるもの」という迷言に、
皆で罰当たりだと爆笑しながら一昨日のごはんのことを思い出したりしていた。

そして帰り道、わたしは思い切って尋ねた。

サキ「ナナは弟っていないよね?」

七重「ううん、どうして?」

サキ「昨日、ナナに少し似てる男の子に会ったから」

突然七重は驚いたような悲しいような複雑な表情でわたしを見つめた。

サキ「どうしたの」

七重「……お兄ちゃんかもしれない……」

言ってしまってから、言ってよかったことなのか迷ってる。
民法上年下の兄が発生することってあるのかな、という疑問はあるけどここはとりあえず、

サキ「そう」

とだけ答える。七重が思い出したように、

七重「わたしの家でサキに会いたいって人がいるの、ちょうどサキが家に来る日に。
   わたしのお父さんとお母さんの高校の時からの友達で」 

サキ「柊って人?」

七重「えっ? なんで知ってるの?」

サキ「男の子がそう言ってたから……。
   でもまさかナナの家でだとは思わなかったな」

七重「そう……じゃ、やっぱりその子って家のお兄ちゃんだ、きっと」

サキ「じゃあ、ナナん家で聞かせてね」

七重「うん」


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