324: ◆vVnRDWXUNzh3[saga]
2017/06/08(木) 23:43:32.71 ID:k+hQ6MSy0
('A`)「ツー、行くぞ!」
(*゚∀゚)「あいよぉ!!」
『ォオオオッ!!!』
325: ◆vVnRDWXUNzh3[saga]
2017/06/08(木) 23:51:30.74 ID:k+hQ6MSy0
『キィアアアアッ!!!』
(;'A`)「止まるな!!」
そのまま足を止めず走り抜け、今度は路上に転がった黒焦げの市営バスの下へ。入れ替わりで前に出てきたヘ級eliteの機銃掃射が後ろから猛然と追いすがってくる。
326: ◆vVnRDWXUNzh3[saga]
2017/06/08(木) 23:54:17.37 ID:k+hQ6MSy0
ξ;><)ξ「きゃあっ!?」
不幸中の幸いというべきかヘ級が放った砲弾は、苛烈な砲火の衝撃で軌道がぶれレオパルト1への直撃を免れる。
それでも、周囲を固めていた随伴歩兵の直中に飛び込んだ砲撃による損害は小さくない。海兵隊とドイツ兵それぞれ数人が武器を構えていた着弾箇所からは人影が消え、代わりに一掴みほど人体の残骸のみが残された。
327: ◆vVnRDWXUNzh3[saga]
2017/06/09(金) 00:41:04.41 ID:89CTCDsC0
undefined
328: ◆vVnRDWXUNzh3[saga]
2017/06/09(金) 00:57:02.22 ID:89CTCDsC0
側面と正面の2方向から攻撃に晒される敵艦隊は、一方への反撃を計れば他方からの集中砲火でそれを妨害され今や反撃さえままならない状態となっている。
ただでさえ至近距離のところを更に肉薄し、背後から飛ぶ味方の射線にすら身を晒す形で実行した“釣り”。目の前をうろちょろと鬱陶しく動き回る俺達を潰すことに夢中になり、敵艦隊は側面への警戒を完全に怠った上ツン達正面戦車隊への攻撃すらろくに行えていない。
命懸けの餌役は無事狙い通りの釣果に繋がってくれた。もう一度やれと言われても死んでもゴメンだが。
329: ◆vVnRDWXUNzh3[saga]
2017/06/09(金) 01:15:24.73 ID:89CTCDsC0
グラーフからその報告が無線越しに伝えられた瞬間、俺はホ級elite等残った深海棲艦達に背を向けて走り出す。ツーが直ぐに続き、ティーマスやサイ大尉、ベーデカーも次々に物陰から立ち上がり踵を返す。
(;'A`)「ツン、援護を!!」
ξ#゚听)ξ「任せなさい!!
330: ◆vVnRDWXUNzh3[saga]
2017/06/09(金) 01:37:29.02 ID:89CTCDsC0
ξ;゚听)ξ「ドク、別働隊はどうする?!退避させるなら直ぐに動かすけど……」
('A`)「いや、退避は必要ない。それと正面戦車隊も深海棲艦への攻撃は続行!ただ機銃の仰角は調整しておいてくれ!」
ξ゚听)ξ「解った!各機銃手、対空戦闘用意!!」
331: ◆vVnRDWXUNzh3[saga]
2017/06/09(金) 02:08:13.70 ID:89CTCDsC0
道路両脇に立ち並ぶ、幾つかのビルや家、或いはその残骸。
特に三階建て以上のものに重点的に仕掛けられていたありったけのC-4爆弾が、海兵隊の起爆スイッチによって一斉に炸裂する。
同時に、ダイレクトアタックモードで待機していた虎の子のジャベリン数門も火を噴き、次々と建物に着弾した。
332: ◆vVnRDWXUNzh3[saga]
2017/06/09(金) 02:50:14.48 ID:89CTCDsC0
『ォオォォォォ………───』
「Enemy down!!」
散弾攻撃の間も、側面部隊による攻撃と迫撃砲隊の支援は当然継続している。
333: ◆vVnRDWXUNzh3[saga]
2017/06/09(金) 03:14:33.93 ID:89CTCDsC0
新たに空を照らす、四つの炎の華。交わされていた無線が一瞬完全に沈黙し、何人かの息を呑む音が伝わってきた。
《………!? ゆ、友軍機、次々と被弾撃墜!!》
《墜落してくる、散開しろ!》
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