111: ◆n0ZM40SC3M[sage saga]
2017/05/08(月) 01:15:03.27 ID:6an8YmUi0
――あなたにとって、火って何?
112: ◆n0ZM40SC3M[sage saga]
2017/05/08(月) 01:16:05.42 ID:6an8YmUi0
残された骨は、もはやただの石灰質でしかないの。
113: ◆n0ZM40SC3M[sage saga]
2017/05/08(月) 01:16:35.04 ID:6an8YmUi0
「ああ、赤い毛糸が無くなっちゃったわ。どうしよう」
114: ◆n0ZM40SC3M[sage saga]
2017/05/08(月) 01:17:05.24 ID:6an8YmUi0
「あらあら、ほとんど骨だけになっちゃった。明日になったら、毛糸を買ってきて編んであげるからね」
115: ◆n0ZM40SC3M[sage saga]
2017/05/08(月) 01:17:32.90 ID:6an8YmUi0
「サターニャ、そろそろ起きて」
116: ◆n0ZM40SC3M[sage saga]
2017/05/08(月) 01:17:58.54 ID:6an8YmUi0
私は体をビクッと震わせて、ばねが仕込まれていたみたいに頭を跳ね上げた。
117: ◆n0ZM40SC3M[sage saga]
2017/05/08(月) 01:18:29.60 ID:6an8YmUi0
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118: ◆n0ZM40SC3M[sage saga]
2017/05/08(月) 01:19:04.58 ID:6an8YmUi0
ヴィネットにはああ言ったが、私が何も失っていないというのは本当だろうか?
119: ◆n0ZM40SC3M[sage saga]
2017/05/08(月) 01:19:31.43 ID:6an8YmUi0
だが、四人の関係を保とうというのは、結局のところ、
120: ◆n0ZM40SC3M[sage saga]
2017/05/08(月) 01:20:02.70 ID:6an8YmUi0
しかし、それでも私は……。
121: ◆n0ZM40SC3M[sage saga]
2017/05/08(月) 01:20:33.19 ID:6an8YmUi0
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