114: ◆n0ZM40SC3M[sage saga]
2017/05/08(月) 01:17:05.24 ID:6an8YmUi0
「あらあら、ほとんど骨だけになっちゃった。明日になったら、毛糸を買ってきて編んであげるからね」
冗談じゃない! 今すぐ私を返しなさいよ!
私は反論するために起き上がろうとしたが、それはできなかったし、声も出なかった。
なにせ、筋肉がほどけてしまったのだから。
糸を奪われた操り人形は、指一本たりとも動くことは無いのだ。
「あら、ちょっと糸を引っ張りすぎたみたいね。余っちゃったわ。
そうだ、火をつけてみたらどうかしら。糸に沿って走る閃光はねずみ花火みたいにきっときれいよ」
とんでもない! そんなことをしたら、骨に引火して、私が浄化されてしまう!
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