202:名無しNIPPER[sage saga]
2017/10/21(土) 20:35:00.09 ID:ANVQ24Nk0
提督「で、何これ」
私が手にしている通称艦隊新聞。鎮守府のあれこれを勝手に纏めた新聞雑誌だ。作成者は考えなくともわかるはず。その新聞の見出しに大きくこう書かれている。提督、結婚式までキスはしないと発表。
203:名無しNIPPER[sage saga]
2017/10/21(土) 20:35:25.88 ID:ANVQ24Nk0
球磨「提督ー!生きてるかクマー?」
勢いよく扉が開け放たれ球磨さんが入場した。
204:名無しNIPPER[sage saga]
2017/10/21(土) 20:36:08.10 ID:ANVQ24Nk0
鳳翔さんが持っていたのは大きいイチゴのワンホールケーキだった。珍しい、同じイチゴならイチゴ大福とかだと思ったのに。
大井「私飲み物準備しますね」
205:名無しNIPPER[sage saga]
2017/10/21(土) 20:36:57.91 ID:ANVQ24Nk0
びしっと手を挙げたのは足柄さんだった。
足柄「はぁい!!乾杯の音頭は、ぜひこの私めに!!!」
206:名無しNIPPER[sage saga]
2017/10/21(土) 20:37:29.57 ID:ANVQ24Nk0
夕立「ようしきび?何か結婚式の日にちみたいでおもしろっいっぽい!」
球磨「そうだクマ。そういえば提督、お前まだ式あげてなかったクマねぇ」
207:名無しNIPPER[sage saga]
2017/10/21(土) 20:38:01.93 ID:ANVQ24Nk0
私の左手に手が添えられた。ひやりとした、心地よい大井さんの手だ。
私は大井さんの方へ向く。一瞬、大井さんの服装が純白のドレスに変わったけど、それはすぐに消えていつもより真剣な大井さんがいた。
208:名無しNIPPER[sage saga]
2017/10/21(土) 20:38:57.51 ID:ANVQ24Nk0
普段無駄なところでしか役に立たなかった青葉さんの写真が、今ではうちの家宝になっている。
漫画だったら目がぐるぐるしてそうな表情をした大井さんと、私が丁度目を瞑っている写真。
209:名無しNIPPER[sage saga]
2017/10/21(土) 20:40:03.08 ID:ANVQ24Nk0
苦難や諦める時はいずれやってくる。
そういう時は一人じゃ太刀打ちできないけど、周りにいる強いみんなが必ず助けてくれる。
210:名無しNIPPER[sage saga]
2017/10/21(土) 20:40:48.77 ID:ANVQ24Nk0
おしまいです。読んでくださった方、ありがとうございました。
211:名無しNIPPER[sage saga]
2017/10/21(土) 20:42:35.27 ID:ANVQ24Nk0
それと2ヶ月くらい放置してエタりそうになった時、レスしてくれた方、ありがとうございます。おかげでがんばれました。まだ色んな物語が山程あるんで、また会える日を楽しみにしています。
212:名無しNIPPER[sage]
2017/10/22(日) 00:34:32.45 ID:vpAaC42bo
乙
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