66: ◆FlW2v5zETA[saga]
2017/04/24(月) 06:56:56.48 ID:Def+eai0O
「いつも大体6人でつるんでいてね、色々な事をやったよ。
車借りてキャンプにも行ったし、冬は年甲斐もなく雪合戦をしたなぁ。」
「今はその方達とは遊んだりしないんですか?」
67: ◆FlW2v5zETA[saga]
2017/04/24(月) 06:58:36.20 ID:Def+eai0O
「…司令官、寂しくないんですか?」
「“今は”ね。鎮守府の皆もいてくれるし。勿論青葉も。」
今は、かぁ…今までの話を聞く限り、扶桑さんと別れたのもその件の後で。
68: ◆FlW2v5zETA[saga]
2017/04/24(月) 06:59:56.65 ID:Def+eai0O
「これ、もらって欲しいんだ。開けてみてくれ。」
「へ?は、はい…ありがとうございます…。」
中に入っていたのは、青い髪留めでした。
69: ◆FlW2v5zETA[saga]
2017/04/24(月) 07:01:25.36 ID:Def+eai0O
帰りの電車から見る夕暮れは、きらきらしていて。
普段住んでいる街が、こんなに綺麗な場所だったんだって改めて分かって。
そんな今日を彼と過ごせて、本当に幸せでした。
でも日本語って、不思議ですよねぇ…例えば『しあわせ』って『幸せ』とも書きますけど、『仕合わせ』とも書けます。
70: ◆FlW2v5zETA[saga]
2017/04/24(月) 07:03:00.73 ID:Def+eai0O
今回はここまで。
71:名無しNIPPER[sage]
2017/04/24(月) 07:37:51.17 ID:pxReinXA0
おつです
青葉がかわいいだけに反動が怖いw
72:名無しNIPPER[sage]
2017/04/24(月) 08:17:02.17 ID:RR/SRmEDO
かさぶたをひっぺがして
「ほら、やっぱり傷がありましたよ!」
「見て下さい!こんなに血が出てきました!傷が深い証拠です」
とやるのがマスコミの性分だからな
73: ◆FlW2v5zETA[saga]
2017/04/26(水) 03:53:03.51 ID:H6gDLKu+O
「待て!!どう言うつもりだ!?」
「どうって…こう言う事ですよ?」
「へ…?あ……あぎゃああぁああっ!!!??」
74: ◆FlW2v5zETA[saga]
2017/04/26(水) 03:54:03.55 ID:H6gDLKu+O
「みっともないですね…少しは抵抗出来ませんか?ほら、せっかく拳銃持ってるんですし…。」
「ひっ…た、助け…。」
「はぁ……それ、あなたは一体何人に言わせたんでしょうね?もういいです。」
75: ◆FlW2v5zETA[saga]
2017/04/26(水) 03:55:10.81 ID:H6gDLKu+O
『司令官!今日も一日お疲れ様でした!』
あれから青葉は、彼にこまめに連絡を入れるようになりました。
長々とやり取りする訳ではありませんが…お仕事の後や顔を出せない日でも、気持ちだけでも近くにいるって思ってもらえるように。
76: ◆FlW2v5zETA[saga]
2017/04/26(水) 03:56:31.11 ID:H6gDLKu+O
あ…ううん、ダメダメ!こんな事考えちゃ。
女だからなのか、青葉だからなのかもう分かりませんけど。
彼と距離が近付いた手応えを得るたび、ふと湧いてくるものがあるんです。
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