青葉「けしの花びら、さえずるひばり。」
1- 20
74: ◆FlW2v5zETA[saga]
2017/04/26(水) 03:54:03.55 ID:H6gDLKu+O
「みっともないですね…少しは抵抗出来ませんか?ほら、せっかく拳銃持ってるんですし…。」

「ひっ…た、助け…。」

「はぁ……それ、あなたは一体何人に言わせたんでしょうね?もういいです。」

青年は再度銃を構え、引き金に指を掛ける。
その際中年が見た、青年の目の奥にあるものは…。

それが、中年が最期に見た光景だった。


「おやすみなさい。」


その微笑みと、がしゃん、と言う地味な音の後。
ビチャビチャと音を立て、壁に赤いシミが広がった。

「あーあ…こんな奴じゃダメだったかぁ。」

たった今自身が生み出した死体を一瞥し、青年はそうぼやいていた。
困ったような笑みを浮かべ、やがて死体処理担当の者がそれを何処かへ運び去っても。

青年は、尚も微笑を崩さずにいた。




<<前のレス[*]次のレス[#]>>
557Res/457.29 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice