417: ◆FlW2v5zETA[saga]
2018/03/20(火) 00:07:31.18 ID:EjyKetk5O
「………。」
彼女が黙ってこちらを睨み付ける中、ここに響くのは砲撃の残響だけ。
418: ◆FlW2v5zETA[saga]
2018/03/20(火) 00:09:14.10 ID:EjyKetk5O
え…速…!?
状況を理解するより先に、壁に磔になっていました。
扶桑さんの鋭い手によって、押さえ付けられる形で。
419: ◆FlW2v5zETA[saga]
2018/03/20(火) 00:11:17.40 ID:EjyKetk5O
「…数日振りの再会なのに、随分な事をするのね。
ふふ…どうして“お姉ちゃん”を撃つのかしら?」
「いいから離しなさい。今度は威嚇じゃ済ませないわよ!」
420: ◆FlW2v5zETA[saga]
2018/03/20(火) 00:13:46.65 ID:EjyKetk5O
「その子たちを離せ。でなければ殺す。」
「…ジュン!!逃げてって言ったでしょ!?」
421: ◆FlW2v5zETA[saga]
2018/03/20(火) 00:15:50.01 ID:EjyKetk5O
時が止まったような、現実味の無い瞬間でした。
全てがはりぼての、どうしようもないぐらい生々しくない世界。
でもそう見えていたのは、きっと私の脳が拒絶したから。
422: ◆FlW2v5zETA[saga]
2018/03/20(火) 00:17:50.50 ID:EjyKetk5O
「…青葉ちゃん、どこまでも邪魔をするのね。」
「やらせませんよ……その人は、私の大切な人ですから。」
423: ◆FlW2v5zETA[saga]
2018/03/20(火) 00:18:51.77 ID:EjyKetk5O
今回はここまで。
424:名無しNIPPER[sage]
2018/03/23(金) 19:00:23.00 ID:mUZ2tQxgO
おつ
425: ◆FlW2v5zETA[saga]
2018/04/03(火) 06:08:56.40 ID:Swmr/6SvO
「…それはあなたの艤装じゃないですか。」
「いいえ、この子は立派な命よ…きっと大きくなれば、人の形を成すわ…。」
426: ◆FlW2v5zETA[saga]
2018/04/03(火) 06:10:33.87 ID:Swmr/6SvO
あの日戦闘明けのどさくさで、艦隊からはぐれてしまったの。
そこまではたまにあるトラブル……撃たれるなんて、思いもしなかったけれど。
潜水艦の魚雷を受けて、私は気を失ってしまった。
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