6: ◆026JPAkZvkOC
2017/04/01(土) 20:11:17.74 ID:vHgXoMr+0
閑話休題。
「で、聖杯戦争の話なんだけど…」
先ほどから言っているように、このサーヴァントはキャスター。
7: ◆026JPAkZvkOC
2017/04/01(土) 20:12:20.98 ID:vHgXoMr+0
……こういう時、何て言えばいいんだろうか。
「うぅっ、すみません。こんなサーヴァントで……。幻滅しましたよね……?」
「……何言ってんだよ。幻滅なんてするわけないだろ?」
8: ◆026JPAkZvkOC
2017/04/01(土) 20:14:27.62 ID:vHgXoMr+0
こんな感じで進んでいきます。
今更ですが、これはFate/staynightのSSです。
キャラ崩壊・原作設定からの乖離などがあります。ご注意ください。
あと遅筆です。ちまちま書き溜めながら進めていきます。今日はこれだけです
9:名無しNIPPER[sage ]
2017/04/01(土) 20:22:37.06 ID:rMOVX5So0
士郎がセイバーじゃなくてキャス弧が来たと言う事はマスター面子は同じでもサーヴァント面子が全員違うと考えて良いんですか?
例えば凛の所にはエミヤじゃなくてオリオンが来たりとか、イリヤ所にはヘラクレスじゃなくてダレイオス三世が来たりとか
10:名無しNIPPER[sage]
2017/04/01(土) 20:26:54.39 ID:2/vXczsZ0
期待
あとメール欄にsaga入れれば魔翌力にならないぞ
11:名無しNIPPER[sage]
2017/04/02(日) 08:16:32.14 ID:ZetAxneno
乙
タイトルとふじねえへの反応から察するに
12: ◆026JPAkZvkOC[saga]
2017/04/07(金) 22:33:13.85 ID:NrJBnilv0
ーー午後3時。
「……どうだ、衛宮?直りそうか?」
所変わって生徒会室。生徒会長でクラスメイトの柳洞一成に頼まれ、画面が真っ暗なブラウン管とにらめっこしている。
13: ◆026JPAkZvkOC[saga]
2017/04/07(金) 22:34:54.74 ID:NrJBnilv0
「……ま、正義の味方に憧れてたからな。このくらいのことはして当然だ」
「おおー、正義の味方ですか。さすがご主人様、夢が大きいですね!」
「いや……俺は所詮、偽物だから。本物にはどう足掻いてもなれないさ」
14: ◆026JPAkZvkOC[saga]
2017/04/07(金) 22:35:48.41 ID:NrJBnilv0
午後7時。
結局、下校時間ギリギリどころか完全にオーバーしてしまった。すっかり日も落ち、夜の闇が街を包んでいる。
「んじゃ、帰るぞ『キャスター』……どうした?」
「……ご主人様、サーヴァントです。それも2体」
15: ◆026JPAkZvkOC[saga]
2017/04/07(金) 22:39:14.55 ID:NrJBnilv0
「はああぁぁっ!」
「フっ!せやっ!」
グラウンドのフェンス付近に着いた時には、戦闘はさらに激しさを増していた。鎧を着込み金髪を後ろで束ねた女性と、和服に身を包んだ侍のような男が切り結んでいる。
……しかし、奇妙なのは女性の武器だ。彼女は剣でも槍でもなく、旗を武器に戦っているのだ。
16: ◆026JPAkZvkOC[saga]
2017/04/07(金) 22:40:15.07 ID:NrJBnilv0
戦闘は続いた。
『セイバー』が攻める。侍のサーヴァントが受け流し、反撃を試みる。『剣士の英霊』が急激に加速し、体制を立て直す。
戦局はまさに膠着状態で、両者一進一退の接戦だった。思わず魅入ってしまうが、今はそれどころではない。
自分は観客ではなく役者なのだ。今は偶然出番がないだけで、いつ表舞台に上がることになってもおかしくない。
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