士郎「……俺は、偽物なんだ」
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12: ◆026JPAkZvkOC[saga]
2017/04/07(金) 22:33:13.85 ID:NrJBnilv0
ーー午後3時。

「……どうだ、衛宮?直りそうか?」
所変わって生徒会室。生徒会長でクラスメイトの柳洞一成に頼まれ、画面が真っ暗なブラウン管とにらめっこしている。

「前々から不調ではあったんだが、この度天寿を全うしたらしくてな」
「あのなぁ……さすがに天寿を迎えた機械は直らないぞ?」
「そうか……無理を言ってすまない」

「……一成、俺のロッカーから工具箱をとってきてくれるか?」
「え……ということは…!」
「多分まだこいつは、現役で戦えるさ」
「おお…忝い!」

「ご主人様、なんで無関係なあのメガネの手伝いなんかしてるんですか?」
柳洞一成が先に帰った後、一人で作業をしているところに『キャスター』がふと語りかけてきた。

「いや、別に?あいつは友達だし、これも単なる趣味だ」
かく言う自分は、絶賛修理に苦戦中だ。
思ったより複雑なところで回線がこんがらがっている。これは下校時間ギリギリまでかかるコースかもしれない。ーー午後3時。

「……どうだ、衛宮?直りそうか?」
所変わって生徒会室。生徒会長でクラスメイトの柳洞一成に頼まれ、画面が真っ暗なブラウン管とにらめっこしている。

「前々から不調ではあったんだが、この度天寿を全うしたらしくてな」
「あのなぁ……さすがに天寿を迎えた機械は直らないぞ?」
「そうか……無理を言ってすまない」

「……一成、俺のロッカーから工具箱をとってきてくれるか?」
「え……ということは…!」
「多分まだこいつは、現役で戦えるさ」
「おお…忝い!」

「ご主人様、なんで無関係なあのメガネの手伝いなんかしてるんですか?」
柳洞一成が先に帰った後、一人で作業をしているところに『キャスター』がふと語りかけてきた。

「いや、別に?あいつは友達だし、これも単なる趣味だ」
かく言う自分は、絶賛修理に苦戦中だ。
思ったより複雑なところで回線がこんがらがっている。これは下校時間ギリギリまでかかるコースかもしれない。


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