士郎「……俺は、偽物なんだ」
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7: ◆026JPAkZvkOC
2017/04/01(土) 20:12:20.98 ID:vHgXoMr+0
……こういう時、何て言えばいいんだろうか。

「うぅっ、すみません。こんなサーヴァントで……。幻滅しましたよね……?」

「……何言ってんだよ。幻滅なんてするわけないだろ?」
「……ふぇ?」

「弱いからって『キャスター』を嫌うはずないって。だって、俺のサーヴァントは『キャスター』しかいないんだから」
「それに、ただ単に正面からの戦いが苦手ってだけだろ?そんなのは戦術次第でどうにでもなるし」

「キャー!ご主人様ったらイケメンッ!」

『キャスター』は自分の言葉に感動したのか、自分の手を握ってブンブンと上下に振っている。耳と尻尾もせわしなく動いていた。
少々オーバーリアクションにも見えるが、サーヴァントが友好的なのは喜ばしいことだ。


その後、大雑把ではあるが今後の方針を決めた。

基本的には周りに不信感を抱かれないためにも普段通りに学校に通うこと。ただしアサシンの対策のため霊体化した『キャスター』が常に共に行動すること。

基本的に夕方、もしくは夜間に探索を行うこと。

そして、可能な限り不意打ちを狙うこと。複数のサーヴァントが戦っているときに漁夫の利を狙えればベストだ。

「じゃあ、こんな感じで。よろしくな、『キャスター』」
「はい!もちろんです、ご主人様!」


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