173: ◆026JPAkZvkOC[saga]
2017/10/05(木) 20:09:41.22 ID:qwKvw3Y90
「もー、ご主人様ったらシャイなんですからー。私達の関係なんですから、遠慮する必要も恥ずかしがる必要もないんですよ?」
相手の本当の名前を知らない関係を「私達の関係」と言っていいのだろうか。いや、こんな掛け合いが出来るくらいだし、親しくないとは逆立ちしても言えないが。
「それにさ……ほら、『キャスター』が看病に夢中になってる間に敵に攻め込まれたら対処のしようがないだろ?」
174: ◆026JPAkZvkOC[saga]
2017/10/05(木) 20:13:04.20 ID:qwKvw3Y90
今回の投下は以上です。
一応言っておくと、藤村先生と藤ねえみたいな使い分けはわざとしてますので。
夏が終わるまでに完結させるなんて言ってた過去の自分をぶん殴りたい。
175: ◆026JPAkZvkOC[saga]
2017/10/05(木) 20:15:23.25 ID:qwKvw3Y90
※文字化けしてるので追記
「デ、デート!?キャー、ご主人様ってば大胆?」 ← ここの?はハートマークに脳内変換しといてください
176:名無しNIPPER[sage]
2017/10/06(金) 19:06:42.50 ID:PFfgNUdNo
おつかーレ
177:名無しNIPPER[sage]
2017/11/02(木) 10:34:25.15 ID:A6Aef2XX0
期待
頑張ってくれ
178:名無しNIPPER[sage]
2017/11/07(火) 16:15:34.16 ID:gXZCxH3ao
再開まだ?
179: ◆026JPAkZvkOC[saga]
2017/11/11(土) 01:42:18.33 ID:etLuyLiK0
ーーーー
ーーー
ーー
ー
魔術師と契約しているサーヴァントは、マスターの夢を見ることがある。正確にはマスターの過去の記憶を夢として見ることがある、だが。
180: ◆026JPAkZvkOC[saga]
2017/11/11(土) 01:43:13.52 ID:etLuyLiK0
『よお、衛宮。ちょうどよかった。教室の掃除当番代わってくれよ』
『あぁ、いいよ』
『流石衛宮だ、やってくれると思ってたぜ』
『いつもすまないな。備品の修理を頼んで』
181: ◆026JPAkZvkOC[saga]
2017/11/11(土) 01:52:25.08 ID:etLuyLiK0
ー
ーー
ーーー
ーーーー
気づいたら、マスターの夢は終わっていた。『キャスター』の目の前には、見慣れた衛宮邸の壁があった。
182: ◆026JPAkZvkOC[saga]
2017/11/11(土) 02:00:09.30 ID:etLuyLiK0
『キャスター』のマスター、衛宮士郎は己のサーヴァントのことをあまり知ろうとしない……というか、聞こうとするそぶりすらない。
聖杯戦争の5日目になってなお『キャスター』の真名を知らないのが最たる例だ。
きっとそれは、自分自身のことを知られたくない気持ちの裏返しなのではないか、と『キャスター』は推理した。自分が実は嫌々正義の味方をやっていることを知られたくない、という思いが逆に、相手のことを知りたくないという形で出ているのではないだろうか。
208Res/93.49 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20