俺ガイルSS 『思いのほか壁ドンは難しい』 その他 Part2
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786:1[sage]
2020/04/19(日) 21:04:25.16 ID:NPWzZ8gS0

葉山「 …… お前にいったい何がわかる」

俺の耳に、ぼそりと呟く声が聴こえた。恐らくこれがこいつ本来の声なのだろう。そう思わせるような錆の含まれた低い声音だった。

以下略 AAS



787:1[sage]
2020/04/19(日) 21:07:43.46 ID:NPWzZ8gS0

胸倉に伸びてくる手を最小限の動きで捌いて躱(かわ)す。

こいつのこの動きは文化祭の時にも一度見ている。あの時はわざと譲ってやったが二度目はない。自称スペックホルダーの本気の逃げ足の速さ嘗めんなよ。

以下略 AAS



788:1[sage]
2020/04/19(日) 21:15:08.83 ID:NPWzZ8gS0


「 ―――――― ダメっ!」


以下略 AAS



789:1[sage]
2020/04/19(日) 21:21:06.50 ID:NPWzZ8gS0


“ ―――― もしかして俺のせいかも知れない。”

先日の踊り場の一件で、葉山は自らそう告白している。
以下略 AAS



790:1[sage]
2020/04/19(日) 21:24:53.65 ID:NPWzZ8gS0

葉山「―――― 俺を脅しているつもりか?」 

抑揚を抑えた静かな声に僅かだが動揺の色が混じる。そのひと言で俺の憶測はある程度の確信へと変わった。

以下略 AAS



791:1[sage]
2020/04/19(日) 21:27:15.85 ID:NPWzZ8gS0

葉山「 ……… やっぱりキミとは何があっても友達にはなれそうにないな」 

俺を睨みつけたまま、葉山が苦い物でも吐き捨てるかのように呟く。

以下略 AAS



792:1[sage]
2020/04/19(日) 21:29:11.87 ID:NPWzZ8gS0

それではでは。ノジ


793:1[sage]
2020/04/20(月) 19:28:44.91 ID:cXkTTvye0

葉山が無言で俺に背を向け練習へと戻って行くと、それまでの緊張が一気に解けたものか一色がその場にへなへなとしゃがみ込んでしまった。

八幡「葉山から頼まれた仕事はもういいのか?」

以下略 AAS



794:1[sage]
2020/04/20(月) 19:32:45.65 ID:cXkTTvye0

一色「そ、そんなことより」

ぐいぐいと強引にジャージの袖が腕ごと下に引っ張られ、俺の頭ががくがくと揺れる。

以下略 AAS



795:1[sage]
2020/04/20(月) 19:35:41.99 ID:cXkTTvye0

一色「で、でも、さっき、なんか、こう」

そういってむんとばかりにない胸を無理に張ってみせる姿が妙に痛々しい。無い袖は振れないって言うけど、無い胸も張れないのな。

以下略 AAS



796:1[sage]
2020/04/20(月) 19:39:50.27 ID:cXkTTvye0

一色「えっと、それで、あの、その、さ、さっきはありがとうございました」

いきなり、一色が小さくぺこりと頭を下げる。

以下略 AAS



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