俺ガイルSS 『思いのほか壁ドンは難しい』 その他 Part2
1- 20
796:1[sage]
2020/04/20(月) 19:39:50.27 ID:cXkTTvye0

一色「えっと、それで、あの、その、さ、さっきはありがとうございました」

いきなり、一色が小さくぺこりと頭を下げる。

八幡「あん? いや、どっちかっつーと礼言わなきゃならんのは俺の方だろ?」

一色「そ、そんなことないです!」

両手と首をぶんぶん振りながら俺の言葉を否定する。

八幡「まぁ、あわよくば暴力沙汰にして、それをネタに葉山を強請(ゆす)ってやろうとした俺の目論みは外れちまったけどな」

一色「 ……… うっわー、先輩ってホンットいい感じに性格が歪んでますよね」

俺としても「なるほど、その手があったか」などとブツブツ言いながら真剣な顔で考え込んでいるこいつにだけは言われたくない。


一色「それと …… ちょっとだけカッコ良かったです。あ、ホントにちょっとだけですけど」

人差し指と親指でほんの僅かな隙間を作って見せながら付け加える。

八幡「 ……… いや別にわざわざ二回言わなくてもいいから」

一色「やだなぁ、ですからほんのちょっとだけですってばぁ」

八幡「だからって何も三回も言うこたぁねぇだろっ!!! 」

しかも、さっきよりだんだん指の間隔が狭くなってねぇかそれ?




<<前のレス[*]次のレス[#]>>
936Res/725.48 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice