俺ガイルSS 『思いのほか壁ドンは難しい』 その他 Part2
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781:1[sage]
2020/04/19(日) 20:49:29.03 ID:NPWzZ8gS0


「 ―――――― テニスだけじゃなくて、サッカーもうまいんだな」


以下略 AAS



782:1[sage]
2020/04/19(日) 20:54:07.03 ID:NPWzZ8gS0

葉山「もしかして、俺に何か用でも?」

いつもの爽やかな笑みを浮かべ、それとなく俺に水を向けてくる。

以下略 AAS



783:1[sage]
2020/04/19(日) 20:56:00.62 ID:NPWzZ8gS0

八幡「 ――― 雪ノ下の家に話をつけに行くつもりだ」

一色の背中を見送りながら、十分な距離をとった頃合いを見計らって俺から話を切り出す。

以下略 AAS



784:1[sage]
2020/04/19(日) 20:58:52.53 ID:NPWzZ8gS0

俺の発した問いには応えることなく、葉山は手にしたボールをじっと見つめている。
元は白かったのだろうが今は泥に汚れ、ところどころけばだったそれは練習の激しさを物語っていた。

スポーツ万能にして頭脳も明晰、成績は全科目常に学年トップクラス。人並み以上の才能に恵まれながらも決してそれに溺れることなく努力も惜しまない。
以下略 AAS



785:1[sage]
2020/04/19(日) 21:01:13.47 ID:NPWzZ8gS0

葉山抜きで練習を再開したサッカー部の動きは先程よりも明らかにキレが悪く、メンタルでもフィジカルでもその存在の大きさを感じさせた。

総武高校もお題目として文武両道を校訓に掲げてはいるが、県内有数の進学校だけあって真剣に部活動に打ち込む生徒の数は少ない。

以下略 AAS



786:1[sage]
2020/04/19(日) 21:04:25.16 ID:NPWzZ8gS0

葉山「 …… お前にいったい何がわかる」

俺の耳に、ぼそりと呟く声が聴こえた。恐らくこれがこいつ本来の声なのだろう。そう思わせるような錆の含まれた低い声音だった。

以下略 AAS



787:1[sage]
2020/04/19(日) 21:07:43.46 ID:NPWzZ8gS0

胸倉に伸びてくる手を最小限の動きで捌いて躱(かわ)す。

こいつのこの動きは文化祭の時にも一度見ている。あの時はわざと譲ってやったが二度目はない。自称スペックホルダーの本気の逃げ足の速さ嘗めんなよ。

以下略 AAS



788:1[sage]
2020/04/19(日) 21:15:08.83 ID:NPWzZ8gS0


「 ―――――― ダメっ!」


以下略 AAS



789:1[sage]
2020/04/19(日) 21:21:06.50 ID:NPWzZ8gS0


“ ―――― もしかして俺のせいかも知れない。”

先日の踊り場の一件で、葉山は自らそう告白している。
以下略 AAS



790:1[sage]
2020/04/19(日) 21:24:53.65 ID:NPWzZ8gS0

葉山「―――― 俺を脅しているつもりか?」 

抑揚を抑えた静かな声に僅かだが動揺の色が混じる。そのひと言で俺の憶測はある程度の確信へと変わった。

以下略 AAS



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