俺ガイルSS 『思いのほか壁ドンは難しい』 その他 Part2
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781:1[sage]
2020/04/19(日) 20:49:29.03 ID:NPWzZ8gS0


「 ―――――― テニスだけじゃなくて、サッカーもうまいんだな」


俺の蹴り返したボールを手にした葉山がゆっくりとこちらに近づいてくる。

八幡「言ってなかったか? お前や雪ノ下ほどじゃないにせよ、基本俺はそこそこのスペックホルダーなんだぜ?」

顔立ちだってそれなりに整っている方だし、成績だって現国は常に学年3位をキープしている。見ての通り運動神経だって決して悪くない。
目が死んでることと働いたら負けだと考えているという欠点にさえ目をつぶれば申し分なしだ。まぁ、目をつぶったら何も見えなくなってしまうわけだが。

葉山「 ……… そうだったね」

相手が相手だけに、それこそ鼻先であしらわれるかと思いきや、あっさりと肯定されて逆にきまりが悪くなる。

葉山「よかったら一緒にプレイしてみないか?」

しかも冗談か本気かそんな事まで言い出しやがった。

八幡「断るに決まってんだろ。なんでわざわざお前の引き立て役なんかしなきゃならねぇーんだよ」

俺はヒキタニであってヒキタテじゃねぇっつの。いやホントはヒキガヤなんですけどね。




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