俺ガイルSS 『思いのほか壁ドンは難しい』 その他 Part2
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697:1[sage]
2020/03/09(月) 01:30:16.78 ID:0yGjL3CR0

雪ノ下の視線が水槽の中を悠々と泳ぐ魚の姿を追う。先日見た赤い魚とは違う別の魚だ。

雪乃「きっと、あの魚にはここは狭すぎたのね」

以下略 AAS



698:1[sage]
2020/03/09(月) 01:33:56.15 ID:0yGjL3CR0

雪乃「 ……… あなた、ひとりなの?」

何かしら意を決したかのように短い問いを口にする。

以下略 AAS



699:1[sage]
2020/03/09(月) 01:38:15.77 ID:0yGjL3CR0

八幡「どうするつもりなんだ、これから」

留学のこと、葉山とのこと、そして俺達のこと。全てを含ませた上での俺の問い。

以下略 AAS



700:1[sage]
2020/03/09(月) 01:40:45.60 ID:0yGjL3CR0

いつの間にか、外は白い雪が舞い始めていた。


薄暗い屋内にいたせいもあるのだろう、鉛色の雲に覆われた空の色でさえ沁みるように眩しく感じられる。
以下略 AAS



701:1[sage]
2020/03/09(月) 01:42:35.70 ID:0yGjL3CR0

八幡「 ――― どこ行くつもりなんだ?」 

行きたい処があるの、少しだけつきあってもらえるかしら ――― 水族館を出る時に、それだけしか聞かされていない。

以下略 AAS



702:1[sage]
2020/03/09(月) 01:44:23.58 ID:0yGjL3CR0

ゆっくりとはいえ、常に回り続ける観覧車に乗り込むタイミングというのがこれでいてなかなか難しい。

地方から出てきたお年寄りがエスカレーターに乗る時のおぼつかない感覚も恐らくはこんな感じなだろう。

以下略 AAS



703:1[sage]
2020/03/09(月) 01:47:05.06 ID:0yGjL3CR0

雪乃「 ―――― どういった風の吹き回しかしら?」


斜向かいの席に腰を下ろして程なく、雪ノ下が静かに口を開く。
以下略 AAS



704:1[sage]
2020/03/09(月) 01:52:40.39 ID:0yGjL3CR0

そんな他愛のない会話を交わしているうちに、ふつりと会話が途切れてしまう。


八幡「あー……、お前のマンションって、確かあっちの方だったっけ?」
以下略 AAS



705:1[sage]
2020/03/09(月) 01:55:14.30 ID:0yGjL3CR0

リハビリを兼ねて少しだけ更新。近日中にまた。ノシ゛


706:1[sage]
2020/03/16(月) 21:17:21.91 ID:IsKPfli80

今日は生憎(あいにく)の空模様だが、日本最大級を謳うだけのことはあり、晴れた日の観覧車の窓からは東京都庁やスカイツリーはもちろん、房総半島や海ほたる、遠くは遥々富士山さえも望むことができるらしい。

実は富士山くらいなら総武線沿線からでも日常的に目にすることができる、というのが千葉市民の数少ない自慢のひとつだったりするのだが。

以下略 AAS



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