俺ガイルSS 『思いのほか壁ドンは難しい』 その他 Part2
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622:1[sage]
2019/07/14(日) 23:36:10.19 ID:I8jB+if+0

三浦「 ――― あーし、隼人からどう思われてるんだろ」

不意に三浦がぽしょりと呟く。
それが俺に向けてのものなのか、単なる独り言なのかまではわからない。しかし、その意図するところは問うまでもなく明らかだ。
以下略 AAS



623:1[sage]
2019/07/14(日) 23:39:33.23 ID:I8jB+if+0

三浦「あのふたり、どういう関係なんだろ」

葉山の態度から、こいつも何かしら察していたのかも知れない。

以下略 AAS



624:1[sage]
2019/07/14(日) 23:42:51.11 ID:I8jB+if+0

気が付くと、窓の外を眺める三浦の頬を光るものが伝って落ちていた。そのうちにくすんとひとつしゃくりをあげる。

八幡「 ……… お前、結構よく泣くのな」

以下略 AAS



625:1[sage]
2019/07/14(日) 23:45:45.38 ID:I8jB+if+0

八幡「だから言っただろ、葉山の相手は大変だぞって」

三浦「そんなことわかってるし。……… でも、しょうないじゃん」

以下略 AAS



626:1[sage]
2019/07/14(日) 23:48:38.27 ID:I8jB+if+0

八幡「んで、いつからなんだ、それ?」

頃合いを見計らって、先程からずっと気になっていたことを切り出すと、三浦が一瞬だけキョトンとした顔になる。

以下略 AAS



627:1[sage]
2019/07/14(日) 23:52:26.20 ID:I8jB+if+0

三浦の視力が悪化した原因は聞かずとも想像できる。

いかにもギャルギャルした見かけや言動にも拘わらず、由比ヶ浜や戸部と違って三浦の成績が悪いという噂はついぞ聞いたことがない。
かといって見てくれがいくら似てるからといって、まさかビリギャルのように地頭がいいとも思えない。
以下略 AAS



628:1[sage]
2019/07/14(日) 23:55:17.89 ID:I8jB+if+0

八幡「 ――― ひとつだけ、あいつの本心を訊きだす手立てがないわけでもない」

三浦「 ………… え?」

以下略 AAS



629:1[sage]
2019/07/14(日) 23:58:35.54 ID:I8jB+if+0

正直、三浦が葉山を落とすことが出来れば俺の仕事もやりやすくなる、そういう計算が働かなかったわけでもない。
何も知らない三浦を駒として利用するのは幾分気が引けたが、なにぶん、今回は相手が相手だ。手段なぞ選んでいられないし選ぶつもりも毛頭ない。

八幡「もう一度確認するが、お前は葉山の本心が知りたいってことでいいんだな?」
以下略 AAS



630:1[sage]
2019/07/15(月) 00:01:16.88 ID:yJKsoavJ0

三浦「 ――― そういえば、結衣がさ、あんただったら何とかしてくれるかもって言ってた」

店を出て、寒さに白くけぶる息の向こう、数歩離れた位置から三浦が振り返りざまに俺に向けて声をかけてきた。

以下略 AAS



631:1[sage]
2019/07/15(月) 00:02:08.75 ID:yJKsoavJ0


「 ……… 思ってたより、いいヤツみたい、だな」ボソッ


以下略 AAS



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