俺ガイルSS 『思いのほか壁ドンは難しい』 その他 Part2
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[sage]
2019/07/14(日) 23:55:17.89 ID:I8jB+if+0
八幡「 ――― ひとつだけ、あいつの本心を訊きだす手立てがないわけでもない」
三浦「 ………… え?」
そんなことができるのかと問う三浦の視線をそのまま見つめ返し、それが事実であることを伝えるためにゆっくりと頷いて見せる。
簡単なことだ。葉山から全ての虚飾を剥ぎ取り、一切の言い訳を奪い去り、完全に退路を断ったその上であいつの本音を引きずり出しさえすればいい。
しかし、問題があるとすればひとつ ――――
八幡「一応断っとくが、必ずしもお前の期待するような結果になるとは限らんぞ」
例えこれから何をするにせよ、伴うであろうリスクは正確に伝えておいた方がフェアというものだろう。
それに敢えて口にこそ出さなかったが、もし俺の勘が正しければ、そうなる可能性の方が高かった。
なぜならば葉山は ―――――
三浦「その時は …… その時じゃん」
俯く三浦の声が僅かに震える。だが、次の瞬間には強く固い決意を込めた目で俺を睨み付けながら、きっぱりと言い放つ。
三浦「それに、隼人がこれから先も同じ想いを抱えていくより、そっちの方がずっといいと思う」
なるほど、恐らく三浦にとって葉山こそが、かけがえのない唯一無二の“本物”なのだろう ――― 俺にとっての雪ノ下でそうであるように。
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