俺ガイルSS 『思いのほか壁ドンは難しい』 その他 Part2
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[sage]
2019/07/14(日) 23:39:33.23 ID:I8jB+if+0
三浦「あのふたり、どういう関係なんだろ」
葉山の態度から、こいつも何かしら察していたのかも知れない。
八幡「まぁ、俺も詳しくは知らんが、なんでも親同士が古くからの知り合いらしくて、あの三人も小さい頃から姉弟みたく育ったって聞いてるぞ」
口ではそうは言ったものの、もちろんそれだけではないことは俺にもよくわかっていた。
三浦「ホントにそれだけなのかな?」
八幡「他人の家の事情なんてわからんし、それこそ憶測だけでどうのこうの言ったところで始まらんだろ」
まるで突き放すような言い方になってしまったが、事実その通りなのである。
どんなに相手に想いを寄せ、募らせていようとも、それはあくまでも自分の勝手な思い込みや独り善がりを押し付けているに過ぎない。
海老名さんではないが、相手によって引かれた線を踏み越える勇気がないのなら、やはりそれはそれまでのことなのだ。
そして、踏み込むと決めた以上は、当然相手に拒絶されることもまた覚悟の上でなければならない。
だが、三浦とて別に気の利いた答えを求めているわけではあるまい。つい思わず胸の内の呟きがポロリと漏れてしまったのだけのことなのだろう。
なまじ近しい人間なんかよりも、利害関係や後腐れがない分、むしろ行きずりの赤の他人の方にこそ本音を吐露しやすいという心理もあると聞く。
いや、よく考えたら俺も一応こいつのクラスメートだったはずなんですけどね。
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