新田美波「わたしの弟が、亜人……?」
1- 20
653: ◆8zklXZsAwY[saga]
2018/10/15(月) 20:06:47.60 ID:z5kRHM0CO

 佐藤と戦うにあたってまずしなければならないこと。最低限の戦闘行動がとれるようになるための身体づくり。

 何年かまえに廃業した宿泊施設はトレーニングにもってこいの場所だった。ここは亜人管理委員会が所有している施設で、主に黒服たちが仕事や訓練をするときに使う場所だ(つい最近ここで行われた仕事はオグラを拷問したことだった)。屋内は作戦行動時を想定した訓練が可能だし、芝生におおわれた裏庭は開けていて、あらゆる基礎トレーニングにうってつけだ。それに加え、訪れる者がだれもいないような山奥の施設なので、秘密裏に人間を収容しておくのにもうってつけだった。

以下略 AAS



654: ◆8zklXZsAwY[saga]
2018/10/15(月) 20:07:46.21 ID:z5kRHM0CO

中野「二十回もやってねーぞ」


 隣の中野は順調に腕立て伏せを続けていた。始めてすぐにフォームを修正されたので、いまでは腕に相当の負荷がかかっているはずだが、ペースはいまだ落ちない。
以下略 AAS



655: ◆8zklXZsAwY[saga]
2018/10/15(月) 20:09:39.07 ID:z5kRHM0CO

永井「あーあ! 殺しときゃよかったなー!」

戸崎「ホルマリン漬けにするぞ」

以下略 AAS



656: ◆8zklXZsAwY[saga]
2018/10/15(月) 20:10:59.69 ID:z5kRHM0CO

下村「会わせたい人がいるの。ついてきて」

永井「はい」

以下略 AAS



657: ◆8zklXZsAwY[saga]
2018/10/15(月) 20:13:25.06 ID:z5kRHM0CO

永井「だってあのひと、亜人だろ。病院であの人だけ耳栓してなかったからな」

中野「彼氏いんのかなあ」

以下略 AAS



658: ◆8zklXZsAwY[saga]
2018/10/15(月) 20:14:37.68 ID:z5kRHM0CO

永井「オグライクヤ……」

中野「おれは中野です」

以下略 AAS



659: ◆8zklXZsAwY[saga]
2018/10/15(月) 20:17:29.50 ID:z5kRHM0CO

『オグラさん、御託はいい』


 対面するオグラと永井を真横に捉える位置に三脚にすえられたHDカメラが置かれていて、戸崎の声はそこから聞こえた。
以下略 AAS



660: ◆8zklXZsAwY[saga]
2018/10/15(月) 20:18:41.57 ID:z5kRHM0CO

一瞬の間もおかず永井はIBMを発現した。


オグラ「形状はプレーン。くっきり見えるな」
以下略 AAS



661: ◆8zklXZsAwY[saga]
2018/10/15(月) 20:20:16.24 ID:z5kRHM0CO

オグラ「アイオワの農家の亜人が似たような事例だった」


 オグラが話し出し、永井はそちらに向き直った。中野は磔にされたままだったが、二人ともそちらを気にもせず、会話に意識をむけていた。
以下略 AAS



662: ◆8zklXZsAwY[saga]
2018/10/15(月) 20:22:46.95 ID:z5kRHM0CO

中野「あっ、やばい!」


 見ると、IBMがオグラに襲いかかろうとしていた。振りかぶる腕を部屋に飛び込んできた下村のIBMがとめた。三角頭のIBMは左腕をバットのスイングのように振って永井のIBMの頭を砕き散らした。
以下略 AAS



968Res/1014.51 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice