46:名無しNIPPER[sage]
2017/01/10(火) 13:16:30.33 ID:IPYcjGN40
誤解
47:名無しNIPPER[saga]
2017/01/20(金) 17:16:04.57 ID:cceG3KXa0
08
知らない女が訪ねてきた。
48:名無しNIPPER[sage]
2017/01/20(金) 17:17:07.75 ID:cceG3KXa0
「嫌な体験は忘れるのが吉らしいですね」
「そうですね、事故だと思ってます」
49:名無しNIPPER[sage]
2017/01/20(金) 17:18:18.37 ID:cceG3KXa0
執務室に戻ると、北上はタバコをふかしていた。
彼女は眉間にしわを寄せている。
「どうかしたか?」
50:名無しNIPPER[sage]
2017/01/20(金) 17:20:46.84 ID:cceG3KXa0
なぜか嫌味を言われたことだけ僕は理解した。
ただ、原因がわからない。
僕は北上に言う。
51:名無しNIPPER[sage]
2017/01/20(金) 17:21:28.19 ID:cceG3KXa0
「悪運ってのに、驚いただけだよ。PGG引くよりビビってる」
「PGG?」
52:名無しNIPPER[sage]
2017/01/20(金) 17:22:25.84 ID:cceG3KXa0
僕は北上の顔を驚いて注視する。
北上は新しいタバコに火をつけながら言った。
「君は君のあるべき世界の合理に安定してる。
53:名無しNIPPER[sage]
2017/01/20(金) 17:23:17.76 ID:cceG3KXa0
「なにもかも偶然で終われば、世界に宗教は存在しないよ。
でもって、あたし達みたいなギャンブル中毒もいないんだよ。
ねえ、提督?
君は少しは運とやらを信じたほうがいい」
54:名無しNIPPER[sage]
2017/01/20(金) 17:23:52.73 ID:cceG3KXa0
僕がそう思ったことを言うと、北上は即答した。
「亡霊が出てくること。
明確な争いの予感。
55:名無しNIPPER[sage]
2017/01/20(金) 17:24:57.18 ID:cceG3KXa0
北上はそう言う。
「は…?」
56:名無しNIPPER[sage]
2017/01/20(金) 17:25:34.08 ID:cceG3KXa0
「あたしは奴殺しの犯人は別だと見てるんだ。
その別、つまり奴が暴走する発端となった原因ってのと…
さっきのインド帰りの女は絶対に関連がある。
そんな原因と会いたいかい?あたしは絶対に嫌だ」
107Res/73.84 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20