ほむら「Enemy=Me」
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7: ◆2DegdJBwqI[saga]
2016/12/15(木) 09:39:39.53 ID:KNqYHUYXo

2
 ほむらちゃんはたまに外出をするけれど、毎日の時間の大半を私とお家で過ごしている。
 今はちょうど、たまに外出をする、の方だ。
 だから私はひとりぼっち。
以下略 AAS



8: ◆2DegdJBwqI[saga]
2016/12/15(木) 09:41:26.91 ID:KNqYHUYXo

 繰り返しチャンネルを変えているうちに、ちょうど映画が始まったチャンネルを見つけた。
見たことのない映画。これはどういうジャンルの映画だろう。

 私は静かにじっと映画を鑑賞する。
以下略 AAS



9: ◆2DegdJBwqI[saga]
2016/12/15(木) 09:44:52.33 ID:KNqYHUYXo

 ご飯の方のビニール袋をキッチンまで運んで、
この食材はほむらちゃんの手でどんなご飯に変わるのだろう、
と一々想像しつつのんびり冷蔵庫にしまっていると、早々と着替えを終えたほむらちゃんが姿を見せる。

以下略 AAS



10: ◆2DegdJBwqI[saga]
2016/12/15(木) 09:46:12.01 ID:KNqYHUYXo

 私は頷く。
 そう、全部。
 私と、ほむらちゃん。
 ただそれだけ。
以下略 AAS



11: ◆2DegdJBwqI[saga sage]
2016/12/15(木) 09:50:27.86 ID:KNqYHUYXo
今日はここまで
久しぶり過ぎて、何文字書いてきたら一回の更新に丁度良いのか完全に忘れてしまっていた
多分3000〜8000くらいだな

一編目はまどかの記憶を埋め込んで作られた魔獣マドカ×悪魔ほむらです


12:名無しNIPPER[sage]
2016/12/15(木) 20:04:06.63 ID:e8x5UQ2CP


綺麗な情景なのにところどころに感じられる狂気の片鱗
綺麗な部分だけ切り取って綺麗な部品だけで綺麗な世界を作っているようで恐ろしいな


13: ◆2DegdJBwqI[saga]
2016/12/16(金) 11:23:39.67 ID:ZBdgAUZjo

3
 耳を澄ましても、澄まさなくても、私は存在しない音を聞くことがある。
それもただの音じゃなくて、多分誰かの声なのだろう。
だって私のことを呼んでいるから。
以下略 AAS



14: ◆2DegdJBwqI[saga]
2016/12/16(金) 11:29:02.95 ID:ZBdgAUZjo

4
 ほむらちゃんが、手芸道具一式をサプライズで買ってくれた。
ほむらちゃんから買ってもらえればなんでも嬉しいのはもちろんだけど、私は手芸が好きだから、特に嬉しかった。

以下略 AAS



15: ◆2DegdJBwqI[saga]
2016/12/16(金) 11:31:00.16 ID:ZBdgAUZjo

 ベッドの端で足をぶらぶらと前に投げだして、素材の生地と生地をちくちく頑張って縫い合わせている私の後ろで、
ほむらちゃんは赤ん坊がおんぶされるような恰好で私を抱きしめている。

 私の肩甲骨の辺りで交差した彼女の腕は、それぞれその先で適当な安住の地を得ていて、
以下略 AAS



16: ◆2DegdJBwqI[saga]
2016/12/16(金) 11:35:07.29 ID:ZBdgAUZjo

 人差し指で、下から始めて、一段一段、階段を踏みしめるように上へと向かう。
同じところを何度か執拗に往復したりもして、
まるで絵筆が白いカンパスに決められた色をちょっとずつ落としてゆくみたいに、丹精に肉体の輪郭を描く。

以下略 AAS



17: ◆2DegdJBwqI[saga]
2016/12/16(金) 11:36:59.48 ID:ZBdgAUZjo

 やがてほむらちゃんが、耳元に熱っぽい声で囁いてくる。

「こっちを見なさい」

以下略 AAS



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