8: ◆2DegdJBwqI[saga]
2016/12/15(木) 09:41:26.91 ID:KNqYHUYXo
繰り返しチャンネルを変えているうちに、ちょうど映画が始まったチャンネルを見つけた。
見たことのない映画。これはどういうジャンルの映画だろう。
私は静かにじっと映画を鑑賞する。
一時間くらいが経った頃、玄関で人の気配がする。
私は急いで立ち上がって、ペタペタとはだしでフローリングを蹴って、迎えに行く。
玄関ではほむらちゃんが靴を脱いでいて、上がり框と接した二つの大きなビニール袋が土間のいくらかを無造作に埋めている。
「おかえり、ほむらちゃん!」
ほむらちゃんは、備え付けの靴箱にローファーをしまったあと、振り向いて言う。
「ただいま」
「荷物、一個持とうか?」
「そうね。ありがとう。シンクのそばまで、持っていってくれる?」
「うん!」
私は、ビニール袋を運ぶために彼女に近づく。
こっちが、今日と明日のぶんのご飯。あっちは日用品。
今日はどんなご飯が食べられるのかな。
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