29:名無しNIPPER[saga]
2016/05/14(土) 02:21:31.24 ID:I+fdqcufo
「別にいいじゃないか。自分の名前なんて他人と区別するためだけのものだろう?ようは
記号みたいなものさ」
30:名無しNIPPER[saga]
2016/05/14(土) 02:23:11.96 ID:I+fdqcufo
うーん……追っ手じゃあないのか? いや、まだよくわからない。探りは入れられると
ころまで入れておけ。って言われたような気もするし。あとなんだか打ち負かされてばかり
31:名無しNIPPER[saga]
2016/05/14(土) 02:24:17.13 ID:I+fdqcufo
「翼ちゃんは、何をしているの? これから帰るところ?」
当たり障りのないところから会話を始める。
32:名無しNIPPER[saga]
2016/05/14(土) 02:25:19.57 ID:I+fdqcufo
「ところで、阿良々木くん」
今度は翼ちゃんから、会話を切り出してくる。
33:名無しNIPPER[saga]
2016/05/14(土) 02:26:52.00 ID:I+fdqcufo
……………………何を言い出すんだ?この子。
まさか、不思議キャラ路線の子なのか? なぜぼくの周りにはどこかおかしい人か性格の
34:名無しNIPPER[saga]
2016/05/14(土) 02:28:18.02 ID:I+fdqcufo
「何でこんな場所に吸血鬼がいるんだろう。吸血鬼って海外の妖怪じゃないか」
「妖怪とは、ちょっと違うと思うけれど……」
35:名無しNIPPER[saga]
2016/05/14(土) 02:29:03.87 ID:I+fdqcufo
「けど、色々と目撃証言もあるのよ」
「目撃証言……ねえ」
36:名無しNIPPER[saga]
2016/05/14(土) 02:30:25.13 ID:I+fdqcufo
「あのー、阿良々木くん? 人の話聞いてる?」
「え? あ、ああ、聞いてる聞いてる。聞くに聞いてるよ」
37:名無しNIPPER[saga]
2016/05/14(土) 02:31:35.72 ID:I+fdqcufo
「いや、そんなんじゃないよ。金髪の、すごく綺麗な女の人で――背筋が凍るくらい、冷
たい眼をした吸血鬼なんだってさ」
38:名無しNIPPER[saga]
2016/05/14(土) 02:32:46.79 ID:I+fdqcufo
「でも」
翼ちゃんは言う。
39:名無しNIPPER[saga]
2016/05/14(土) 02:34:02.94 ID:I+fdqcufo
「うん、馬鹿馬鹿しい噂だと、私も思う。けど、その噂のお陰で女の子が夜とかに一人で
出歩かなくなるって言うのは、治安的にはいい話だよね」
284Res/217.62 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20