19:名無しNIPPER[saga]
2016/05/14(土) 02:07:33.06 ID:I+fdqcufo
ぼくの本能もまだ捨てたものではなさそうだと思いつつ、女の子の反応をうかがったが、
彼女はぼくの言葉に対して何の反応もせずにじっとぼくを凝視してくる。
20:名無しNIPPER[saga]
2016/05/14(土) 02:08:41.22 ID:I+fdqcufo
「見られたくないものを隠すにしては、スカートって、どう考えてもセキュリティ低いよ
ね。やっぱり、スパッツっていうファイアウォールが必要なのかな?」
21:名無しNIPPER[saga]
2016/05/14(土) 02:10:21.83 ID:I+fdqcufo
「……ふーん」
……ぼくにしては珍しくありのままのことを話したはずなのに、なぜか彼女の反応はあ
22:名無しNIPPER[saga]
2016/05/14(土) 02:12:39.74 ID:I+fdqcufo
「え?」
……どういうことだ?
23:名無しNIPPER[saga]
2016/05/14(土) 02:13:48.04 ID:I+fdqcufo
「え? ああ、ごめんごめん。急に呼ばれてびっくりしたよね。うん。いやさ、阿良々木く
んって、実は、もう、かなりの有名人なんだよね」
24:名無しNIPPER[saga]
2016/05/14(土) 02:15:21.47 ID:I+fdqcufo
「いや、でも、だからといってきみがぼくの名前を知っている理由にはならないと思うの
だけれども」
25:名無しNIPPER[saga]
2016/05/14(土) 02:15:53.46 ID:I+fdqcufo
しかし、処世術か……。
自分で言っておいてなんだが、おかしな響きだ。
26:名無しNIPPER[saga]
2016/05/14(土) 02:18:22.64 ID:I+fdqcufo
「ところで、きみの名前は?」
この女の子が追っ手であるにしろないにしろ、もう少し、踏み込んだ調査をしておくべ
27:名無しNIPPER[saga]
2016/05/14(土) 02:19:31.64 ID:I+fdqcufo
「私は、羽川翼。阿良々木くんと同じ、私立直江津高校の三年生です」
「羽川……翼ちゃん、か。いい名前だね」
28:名無しNIPPER[saga]
2016/05/14(土) 02:20:32.38 ID:I+fdqcufo
「偽名? なんだいそれは? 最近の流行語ってやつ? ぼく疎いんだよなー、そういうの」
悪足掻きだと自分でもわかってはいたがとぼけてみることにした。やはりというかなん
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