19:名無しNIPPER[saga]
2016/05/14(土) 02:07:33.06 ID:I+fdqcufo
ぼくの本能もまだ捨てたものではなさそうだと思いつつ、女の子の反応をうかがったが、
彼女はぼくの言葉に対して何の反応もせずにじっとぼくを凝視してくる。
そして、数秒の後、
「…………えっへへ」
と、彼女は何を思ったのか、ぼくにはにかんで見せた。
まあ、確かに、こんな状況、見られた側は笑うしかないのかもしれない。
三つ編みの調整が終わったのか、彼女は両手を下ろして、スカートの前面をぱたぱたと
はたいた。
「なんて言うか、さ」
と、彼女は言いながら、ぼくの方へと近づいてきた。
四、いや、三歩ほどの距離まで詰めてくる。
なんだろう……なんとなく追い込まれているような気がする。
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