606: ◆yZNKissmP6NG[saga]
2017/06/21(水) 23:12:17.66 ID:EdrrS/iLO
にこ「……やめてよ!」
耐えられなかった。
607: ◆yZNKissmP6NG[saga]
2017/06/21(水) 23:12:43.57 ID:EdrrS/iLO
にこ「私は、帰りたいの……」
だからそれは、弱音じゃなくて、本音。
608: ◆yZNKissmP6NG[saga]
2017/06/21(水) 23:13:24.17 ID:EdrrS/iLO
希「――――」
荒唐無稽な私の話を、希は最後まで黙って聞いていた。
609: ◆yZNKissmP6NG[saga]
2017/06/21(水) 23:13:55.00 ID:EdrrS/iLO
希「それにしても、ここがにこっちの夢の中……なんともスピリチュアルな話やね」
にこ「まあ……私自身、まだ信じ切れてるわけでもないけど」
610: ◆yZNKissmP6NG[saga]
2017/06/21(水) 23:15:27.01 ID:EdrrS/iLO
希「だけどにこっちとしては大変な問題だよね」
希「夢の世界から出られませーんって、じゃあ現実世界のにこっちはどうなってるん? って話やし」
611: ◆yZNKissmP6NG[saga]
2017/06/21(水) 23:16:07.76 ID:EdrrS/iLO
希「ね、にこっち」
優しさのかたまりみたいな言葉が、私をふんわりと包む。
612: ◆yZNKissmP6NG[saga]
2017/06/21(水) 23:16:59.33 ID:EdrrS/iLO
「私」の言葉が、不意に頭の中をよぎる。
『その奥に眠ってる想いを、言葉を、語ろうとせず蓋をしたままでいるのは――うそつきと同じじゃない?』
613: ◆yZNKissmP6NG[saga]
2017/06/21(水) 23:17:51.90 ID:EdrrS/iLO
希「――にこっちは強いね」
にこ「は?」
614: ◆yZNKissmP6NG[saga]
2017/06/21(水) 23:18:37.57 ID:EdrrS/iLO
希「なにが違うの?」
にこ「だって、私は……」
615: ◆yZNKissmP6NG[saga]
2017/06/21(水) 23:19:28.82 ID:EdrrS/iLO
にこ「アイドルっていうのは孤独なの。狭い枠をたくさんの子たちで奪い合う競争社会」
にこ「それはたとえ同じグループであってもよ。総選挙なんてやって順番付けてるのがいい例でしょ」
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