208: ◆c6GooQ9piw[saga]
2016/03/18(金) 19:52:34.66 ID:4uy4RBmeO
***
さやかは、パトロールをしながら仁美と話したことについて考えていた。
仁美には『ちゃんと考えて後悔しない道を選ぶ』なんて言ったが、答えは出ているようなものだった。
209: ◆c6GooQ9piw[saga]
2016/03/18(金) 19:54:32.53 ID:4uy4RBmeO
もちろん、恭介のバイオリンに打ち込む姿を好きになったのだから、そこに対して不満があるわけではない。
問題は、恭介が恋愛に免疫がないであろうことだ。
あたしが告白しても、そもそも恋愛そのものに対して拒否反応を示すかもしれない。
210: ◆c6GooQ9piw[saga]
2016/03/18(金) 20:04:34.76 ID:WRd9JxklO
さやか(……魔力の反応!)
ソウルジェムが反応を見せた。
上の空だった状態から、急激に現実に引き戻される。
211: ◆c6GooQ9piw[saga]
2016/03/18(金) 20:08:05.68 ID:SM89dPfeO
落ち着きさえすれば、こっちのものだ。
さやかの予想通り、魔女の強さは大したことはなかった。
契約したての頃ならともかく、今のさやかなら問題なく倒せるレベルだ。
212: ◆c6GooQ9piw[saga]
2016/03/18(金) 20:12:54.75 ID:nRwpWRkhO
さやか「まどかっ!」
さやかは、倒れているまどかに駆け寄った。
まどか「……さやか、ちゃん?」
213: ◆c6GooQ9piw[saga]
2016/03/18(金) 20:15:30.83 ID:nRwpWRkhO
さやかが胸を撫で下ろしていると、ふとまどかが何かを思い出したかのように口を開いた。
まどか「あ、そうだ。仁美ちゃんもここにいたんだ。魔女の口づけで、おかしくされちゃってて」
さやか「え……仁美が?」
214: ◆c6GooQ9piw[saga]
2016/03/18(金) 20:16:34.16 ID:nRwpWRkhO
───だったら、助けなければよかった?
215: ◆c6GooQ9piw[saga]
2016/03/18(金) 20:19:00.60 ID:v30v4Rp4O
さやか「ッ!?」
ゾクリ、と体が震えた。
心臓の音が、やけに大きく聞こえる。
216: ◆c6GooQ9piw[saga]
2016/03/18(金) 20:21:11.92 ID:v30v4Rp4O
まどか「……さやかちゃん?」
さやか「!」
まどかに声をかけられ、ハッとする。
217:名無しNIPPER[sage]
2016/03/19(土) 12:44:26.06 ID:ljYZHXIMO
よく上条が叩かれてるのを見るがさやかが可愛く見えるのは視聴者視点であって設定的には普通若しくはブスの可能性だってあるんだからな
ブスにはどんなに親しくても優しくされても惚れないだろ
218:名無しNIPPER[sage]
2016/03/19(土) 12:57:11.98 ID:btdJYUwgo
例え相手がドブスだろうと、親切にされたらまずはありがとうだろ
その上で恋愛が成就しないのはしゃーないが
ちゃんと告白した上でふられたならさやかはあんなに堕ちなかっただろうとも思うけどね
こうして箱の魔女と戦う前なら、仁美を助けなければ……と思う事もなかっただろうし
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