212: ◆c6GooQ9piw[saga]
2016/03/18(金) 20:12:54.75 ID:nRwpWRkhO
さやか「まどかっ!」
さやかは、倒れているまどかに駆け寄った。
まどか「……さやか、ちゃん?」
反応があったことに、思わず胸を撫で下ろす。
外傷もないし、まず大丈夫だろう。
さやか「無理しないで。あんた、魔女に襲われたのよ。もう倒したから安心して」
まどか「……」
どうやら少し混乱しているようだ。
無理もない。
さやかも、自分が魔法少女じゃなければ魔女を見ただけで逃げ出すだろう。
魔法少女として戦った経験がある今だからこそ、魔女の恐ろしさがわかる。
以前、魔女の口づけを付けられた人を追いかけようとしたことがあったが、それがどれだけ危険なことだったか。
改めて思い出すと、背筋が冷たくなる。
さやかとは違い、まどかは今日初めて魔女の恐ろしさを目の当たりにしたのだ。
ショックがあって当然だろう。
しばらくすると、まどかはどうやら現状を把握したようだった。
さやか「まどか、大丈夫?」
まどか「うん、助けてくれたんだね。ありがとう」
さやか「どういたしまして」
助けられてよかった。
もし間に合っていなかったらと思うと、ゾッとする。
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