213: ◆c6GooQ9piw[saga]
2016/03/18(金) 20:15:30.83 ID:nRwpWRkhO
さやかが胸を撫で下ろしていると、ふとまどかが何かを思い出したかのように口を開いた。
まどか「あ、そうだ。仁美ちゃんもここにいたんだ。魔女の口づけで、おかしくされちゃってて」
さやか「え……仁美が?」
仁美の名前を聞き、さやかは思わず今日のことを思い出した。
まどか「そうなの。他にもたくさんの人が操られて、一緒に死のうとしてて……」
さやか「……」
まどかの声が遠くに聞こえるようだった。
妙に現実感が薄れていく。
さやか(そうか、仁美が……)
思考が、途切れる。
魔が差した、としか言えないのかもしれない。
さやか「……」
しかし、そのとき確かにさやかの心に、ひとつの考えが浮かんでしまった。
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